独立1年半後の衝撃

中西雅司

「なぜあなたは、今の仕事をやっているのですか?」

あなたは、この質問に明確に
自信を持って答えられますか?

名刺交換をした時などに、よく
質問されますよね。

私はFPとして、独立した当時、
この質問に明確に答えることが
できませんでした。

その時々で、色んな回答をしていた
記憶があります。

「FPという仕事は素晴らしい仕事だから」

という回答や、

「保険だけでは、ベストな提案は
できないから」

という回答などなど。。。

確かに、それは嘘ではなかったのですが、

「何か相手に自分の想いが伝わって
いない気がする」

と思いながら、回答をしていたことを
今でも覚えています。

そして、実際、その後の
ある体験の結果、

「私が伝えたいことが全く伝わっていなかったこと」

がわかってしまったのです。

それは何かというと、、、

衝撃を受けたワーク

もう4年以上前になりますが、そんな
状態の時に、私は、あるセミナーに
参加しました。

独立してから1年半くらい経過した時です。

そのセミナーの中で、行ったワークで、
衝撃を受けることになったのです。

衝撃というより、立ち直れないくらいの
ショックです。

都内のセミナー会場。参加者は8人。

そのワークは、まず1分で隣の人と
お互いに自己紹介をした後、

今度は、相手のことを紹介する
という、「他己紹介ワーク」でした。

そのワークによって、最初に
私が行った自己紹介が、

相手にどのように伝わっているのかが、
明らかになったのです。

私は自己紹介で、こんな話を
しました。

自己紹介の内容は?

「私は保険会社で、営業職員を
育てる営業コンサルの仕事を
3年やった後、

本社で経営企画などの業務を
行ってきました。

その後、2013年にファイナンシャル
プランナーとして独立をしました。

住宅ローンや資産運用、保険など
幅広いアドバイスをしたいと思って、
今の仕事をしています。」

今から考えると、この内容だと
私が伝えたいことは、
伝わるはずがない自己紹介なのですが、

当時は、こんな感じでした。

それを受けて、他己紹介が
始まりました。

私はどのように紹介をされたと
思いますか?

社労士の方による紹介

私の隣に座っていて、私のことを
紹介してくださったのは、

32歳くらいの、独立したばかりの
社会保険労務士の方でした。

その方による、私の他己紹介はこんな感じでした。

「こちらにいらっしゃるのは、中西さんです。」

その言葉を聞いて、私は頭を下げます。
その後、こう続きました。

「中西さんは、以前は保険会社で営業を
されていましたが、2013年に独立を
されました。

そして、今は保険代理店として
働いていらっしゃいます。」

聞いている間に、「えっ?」
という心の中で声が3回ほど
出てしまいました。

なぜなら、

あまりにも私が伝えたことが
伝わっていなかったからです。

私は保険会社で営業はしていないのに、
なぜか、保険会社で営業をしていた
ことになっていましたし、

ファイナンシャルプランナーという
単語はその方の頭の中では、

保険代理店という単語に置き
換えられてしまっていたからです。

しかも、とても短くて、興味なさそう・・・

正反対の伝わり方

私は、

「独立してFPをやっている
とても希少な存在だ」

ということを伝えたかったのに、

相手には、

「知り合いにもたくさんいる
保険営業出身の保険代理店」

として伝わってしまったのです。

こう伝わってしまうと、仕事の
紹介を受けることは極めて
困難になりますよね。

「世の中に多数ある保険代理店の
中で、1回しか会ったことがない保険代理店」

という認識になってしまっているのですから。

しばらく経つと、私の存在が
記憶からもなくなってしまうはずです。

紹介をもらえない理由

このように、

「自分が伝えていると思っていることで、
伝わっていないこと」

はたくさんあります。

あまり大事な部分でなければいいのですが、
大事な部分が伝わっていないと、

昔の私のように悲惨な事態になります。

そうなるとほぼ100%、仕事の紹介は
発生しません。

もしあなたが、紹介を受けられなくて、
困っているのなら、

一度、あなたの仕事をあまり知らない
知人などに協力をしてもらって、

「あなたが話をしたことが相手に
どのように伝わっているのか」

を確認してみることをおススメします。

上記でお伝えした1分ずつで、

「自己紹介と他己紹介をやってみる」

という方法はとても良いです。

この際、2つだけ絶対にやっては
いけないことがあります。

1つは、同業に協力をしてもらうことです。

同業の人は、FPが使う専門用語
の意味がわかってしまうので、

正しく伝わる可能性が
高くなってしまいますので。

もう1つは、他己紹介をやることは
最初から伝えてはいけないということです。

自己紹介が終わってから、初めて
伝えるようにしてください。

最初から伝えてしまうと、必死で
覚えようとしてしまうからです。

とにかく行動

独立FPとして成功するためには、
色んなステップをクリア
していかなければなりません。

もちろん、それを一気にクリア
することは困難です。

なので、着実に1つずつ行動に
移してください。

行動に移し、成功・失敗を
繰り返していくことが成功への
近道です。

学ぶだけで行動に移さなければ、
せっかく学んだことが、次第に
記憶からなくなっていきます。

そうなると、とてももったいないですから。

この記事を書いた人

中西雅司

大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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