ワールドカップが盛り上がっていますね。
今は中野スタバでこの文章を書いてますが、
僕の右側には代表ユニフォームを着た男の3人組。
左の方にも代表ユニフォームを着た男の人がいます。
こっちの人は寝てますね。
きっと、寝ないでサッカー仲間と盛り上がり、
朝の放送を見た後なんでしょう。
熟睡してます。
さて、ワールドカップの試合の結果ですが、
ちょっと個人的に驚くようなことがありました。
それは、前回王者スペインが
グループリーグで敗退したということです。
スペインと言えば、FIFAランキング1位の国ですし、
前回ワールドカップ以降にも数々の大きな大会で優勝しています。
そのチームがまさか予選で敗退するとは、、、
しかも、2試合で7失点もするとは、、、
正直、「マジかよっ！？」って感じですね。
王座からの陥落
僕はサッカーについてそんなに詳しいくないので、
細かい事情はよくわかりません。
ただ、サッカーというのは1つのチームが
王座に長年座り続けるものではないのだと思います。
そういえば、前回のワールドカップでも
前回王者のイタリアが予選リーグで敗退してましたね。
栄華を極めたチームが一瞬にして
谷底に突き落とされることも多いのでしょう。
しかし、これはサッカーに限ったことではありません。
ビジネスでも同じことが言えます。
価格競争があるビジネス
例えば、引っ越し業者のビジネス。
引っ越しというのは、
金額で選ばれる可能性が高いビジネスです。
（しっかりマーケティングを考えれば
そうならないように設計ができますが、
ここでは一般論について話して行きます。）
引っ越しをしたい人は、
『なるべく安い所はどこかな〜』
と比較します。
そして、比較した結果安いところに決めます。
引っ越し業者はそれをわかっているので、
選んでもらう為になるべく安い価格を設定します。
他の引っ越し業者も同じ事を考えるので、
引っ越し業者同士で熾烈な価格競争が起きますね。
結果、コスト削減ができる業者が
残って行くという形になります。
既存の勢力を駆逐する別業界
この構造に目を付けた別の業界がありました。
それは、インターネット業者です。
引っ越しをすると、高い確率で
インターネットの接続工事を行ないますよね。
そして、インターネットの契約というのは
基本的に長期間に渡って続きます。
なので、『工事費無料』とか『3万円キャッシュバック』
というキャンペーンを常に行なっています。
新規顧客の獲得にコストをかけても、
それ以上の対価が得られるからですね。
この構造を、引っ越しに持って行ったのです。
つまりどういうことかというと・・・
引っ越し業者と提携をして、
『インターネットの契約を
してくれたら引っ越し代が無料』
というキャンペーンを作り出したのです。
こういうことをやられると、
他にキャッシュポイントを持たない
引っ越し業者はたまったものではないですね。
絶対に価格競争に勝てなくなります。
結果、例え業界で王座に君臨していたとしても、
簡単に蹴落とされてしまうでしょう。
ビジネスでは”よくあること"
これと似たようなことは、
様々な所で起こっています。
引っ越し業者に限ったことではありません。
他の例で言うと、畳屋さんがふすまの
張り替えか何かを超激安で行なって
成功したという話を聞いたことがあります。
ふすまがある家には和室があります。
和室があれば畳の仕事が入りますね。
なので、その畳屋さんとしては、
和室のある家の顧客リストが欲しかった訳です。
そこで・・・
利益を度外視してふすまを売り、
畳のある家の顧客リストを増やしたのです。
その結果、同業者からは
『そんなにふすまを安くしたら儲からないのに、
なんでそんなことをやってるんだ？』
と疑問に思われながら、
安定した経営を実現しているそうです。
この戦略を応用するポイント
これは何度も言うことですが、
他人事として捉えないで下さいね。
大事なのは、この仕組みを理解して
『自分にも応用できないか？』
と考えることです。
この戦略のポイントは、
１、見込み客の獲得にコストをかけられる体制を持つ事
２、圧倒的な優位性を作り出して競争のある市場に入ること
ですね。
これができれば、自分だけが一人勝ちできる
構造を作る事ができるはずです。
あなたの場合は、どうでしょうか？
