あなた、病気です。

石塚駿平

突然ですが、宣告します。

落ち着いて聞いてください。

 

あなたは、病気にかかっています。

 

しかも、この病気は一回かかったら治りません。

もう、取り返しのつかない状態です。

 

あなたは、これからこの病気と

一生つき合わなければなりません。

 

完治させる方法はありません。

でも、上手くつき合って行く事はできます。

 

この病気は仕事をしている人はみんなかかっています。

 

弁護士も、大工も、SEも、整体師も。

僕もかかっています。

 

この病気を自覚してちゃんと向き合って行かないと、

以下のような症状がでてきます。

 

・コミュニケーション能力の低下

・集客力の低下

・あなたのビジネスの売上げ低下

 

・・・などなど、悪い事ばかりです。

 

あなたは、この病気がなんだかわかりますか?

 

「業界病」

 

この病気の正体は、「業界病」です。

 

「業界病」とは、ある特定の業界にいることによって、

その業界の常識が自分の常識になってしまうこと。

 

そして、その常識が通じない人にも、

通じるものとして話をしてしまう事です。

 

自分しかわからない専門用語ばかりを使ったり、

専門的な知識が必要な事を当然のように話をしてしまう。。。

そういった症状が出てきます。

 

例を挙げて説明してみましょう。

 

整体師の場合。

整体師というのは、人の体を扱うプロです。

 

人の骨格だったり、筋肉について深く理解しており、

体のどの部分を動かすとどの部分が変化するのを熟知しています。

 

毎日毎日人の体を直接触っているので、

だんだんとその体の変化の仕方が自分の常識として身に付くのです。

 

例えば、骨盤と肩が連動していて、

肩こりを治すには骨盤の歪みを無くすのが有効な場合があります。

(これ、知ってました?)

 

そのことを理解していて、

 

今まで3000人の肩こりを治した整体師からすると、

「肩こりを治すには、骨盤の歪みを治せばいい」

ということが、常識として身に付きます。

 

そして、肩こりで悩んでいる人が来たら、

 

「肩こりがひどいですね〜。

では、骨盤を調整していきますね」

 

という風に、そのままの言葉で説明をしてしまいます。

 

でも、それを聞いた人は意味がわからないですよね。

「肩こりなのに骨盤を治す??どういうこと???」

っていう感じです。

 

その整体師にとっては常識であることも、

整体を受ける人に取っては常識ではないのです。

 

伝える側と、聞く側とのズレ

 

ここで、話し手と受け手の間に

ズレが生じてしまいます。

 

整体師の話を例に取ると、

そんなの自分には関係ないと思うかもしれません。

 

でも、身に付いた常識は厄介なもので、

知らず知らずのうちに業界病の症状は出てくるものです。

 

FPの場合で説明してみましょう。

 

例えば、「キャッシュフロー表を作成します!」

という言葉を例にとってみます。

 

この言葉を聞いた時に、FPであれば

 

・将来のお金の不安を解消するのに大事なもの

・こどもを学校に通わせられるかどうかわかる

・夢の実現を現実的なものにできる

 

ということが自然とわかるでしょう。

 

でも、一般の人に「キャッシュフロー表を作成します!」

といったら、返ってくる反応はこうです。

 

「何それ?」

 

FPであれば、キャッシュフロー表の重要性を

日々の勉強・仕事を通して理解しています。

 

キャッシュフロー表を作る事は、有益なこと

だとということが常識にになっているはずです。

 

その常識が身に付いてしまい、

お客さんにも「キャッシュフロー表を作ります!」

と伝えれば良さが伝わると思ってしまう。

 

これが、業界病の症状です。

 

程度の差こそあれ、

何かしらの形でこのようなことは起こります。

 

自分ではそれで伝わると思っていても、

実はそんなことはなかった。ということがよくあるのです。

 

あなたもお客さんと接していて、

「あ、ここから説明しなきゃいけないんだ・・・」

と思った事はありませんか?

 

もしそうなら、業界病にかかっているということです。

 

あなたに取っては当たり前のことが、

お客さんに取って当たり前でないことはよくあります。

 

ここで、そのズレを認識しないで話を続けてしまうと、

話を聞いている人はだんだん不満を感じてしまいます。

 

「この人の話はわかりづらいな・・・」

「なんだか、専門的すぎてよくわからない・・・」

 

こういう風に思われてしまう訳です。

 

これでは、お客さんは満足してくれません。

 

お客さんの常識の中でわかるように

 

大事なのは、「本当にこの言葉でお客さんがわかってくれるのか?」

ということを常に意識する事です。

 

それはお客さんがわかってくれる表現なのか?

自分の常識の中でしか通用しないんじゃないか?

 

ということを、しっかりと考える必要があります。

 

そうしないと、ホームページにしろ、チラシにしろ、

対面で話すにしろ、良い反応を得ることはできません。

 

FPも含め、どんな職種のホームページを見ても、

この業界病のせいで伝わらないメッセージに

なっていることは本当によくあります。

 

この病気の処方箋

 

この病気に対する処方箋は、全くあなたの仕事を

知らない人に実際に話して反応を確かめる事です。

 

「キャッシュフロー表を作ります!

って言われたらどう思う?」

 

と実際に聞いてみるのが一番です。

 

そして、その反応を見て理解してくれないようだったら、

どう伝えればいいのかを考えてみる。

 

これをやるときは、既にいるお客さんや仕事仲間ではなく、

あなたの仕事を全く理解していない人に話してみましょう。

 

もしできなかったら、

「こういう風に伝えたら、普通の人はどんな反応をするかな?」

と想像してみるだけでも全然違います。

 

あなたの常識は、お客さんにとっては非常識。

なんてことは、ザラにあります。

 

業界病は、仕事をしている人なら

誰もがかかっている病気です。

 

この病気の存在を理解して、

上手くつき合っていきましょう。

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この記事を書いた人

石塚 駿平

株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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