つくばの自宅より
執筆者:石塚 駿平
この記事を書くちょっと前まで、Zoomの人とZoomでミーティングをしていました。
Zoomがコロナ禍で一気に伸びた時はそんな余裕はなかったみたいですが、今は落ち着いて来たので担当者が付いたようです。
Zoomの名前でメールが来たので最初はスパムかと疑っていたのですが、ちゃんとした人が対応をしてくれました。
あまり高額なサービスではないので、担当者が付くというのは驚きですね。
当初はAI新機能の紹介という形で打ち合わせをしたのですが、意外と知らないけどすごい機能があったりして有意義な時間でした。
いつも使っていますが、知らない機能が結構あるもんですね。
というわけで、今回は僕が面白いと思ったZoomの機能について紹介したいと思います。
AI議事録機能が搭載
当初の打ち合わせのメインの目的はこれだったようで、Zoom打ち合わせの後にAIが要点をまとめた議事録を作ってくれるみたいですね。
話の重要なポイントや、取り組むべきことを出してくれます。
また、打ち合わせの内容についてチャット形式で質問をするとAIが答えてくれます。
この機能については、重要な点については僕は個人的に自分でメモを作るのでそこまで使う気はしないですが、良いと思った機能が他にもありました。
それは、自動書き起こし機能です。
恐らくレコーディングをしないといけないのかとは思いますが、対談インタビューの書き起こしなどを自動で作ってくれるのは良い機能ですね。
FPと顧客が面談をする時も、書き起こしの内容を送ってあげると親切かもしれません。
ノイズキャンセリング機能を強化できる
元々Zoomはノイズキャンセリングの機能が良くて、選挙カーや救急車の音が外から入ってきても相手には聞こえないことが多いです。
それに加えて、自分の声を登録するとさらにノイズキャンセリング機能を強化できるそうです。
声紋認証という技術みたいです。
それを使うと、周りの人の話し声が入ってくる環境や、爆音で音楽が流れていても自分の声しか相手に聞こえない環境を実現できるようですね。
僕もたまに、相手がオフィスにいて周りの人の話し声が入ってきてしまい、集中できないことがあるのでこの機能は便利だと感じます。
やり方はこのページで解説されています。
https://note.com/tkimizuka/n/n41d44f64841a
外国人とも話せる同時翻訳機能
個人的に、これが一番すごいと感じた機能です。
同時通訳のテクノロジーはだいぶ発展してきたので、お互いの母国語で話してもコミュニケーションができる時代がすぐ来るんだろうな〜と思っていたのですが・・・
どうやら既に実現していたようですね。
例えば、ドイツ人とZoomでミーティングをしたとして、こちらが話した日本語はドイツ語字幕に変換されて相手に表示され、相手が話したドイツ語は日本語字幕になって自分に表示されます。
ここ最近のAI翻訳の精度やスピードは目を見張るものがあり、今後は本当に自然にコミュニケーションが取れるようになるのでしょう。
外国語を学ぶ必要性を考え直すレベルのテクノロジーですね。
まだベータ版が多く、全ての言語が完璧という訳ではないでしょうが、すぐにかなりの数の言語をカバーすると思われます。
たったこれだけの金額で広がる可能性
この機能はオプションで、追加料金を支払う必要があります。
でも、その料金はなんと月額5ドル。
享受できる恩恵を考えると、破格の値段だと思います。
そして、何よりもすごいと思うのはセミナーにも応用できるところです。
FPの本場であるアメリカ人をゲスト講師に招いて、英語で講義をしてもらってもその内容を日本人がみんな理解できるようになる訳です。
今でも複数のサービスを組み合わせれば問題なくできることではありますが、Zoom内で全て完結できるのはすごいことですよね。
そう考えると、実際にやってみたくなってきました。
実はアメリカのFPの知り合いは既にいるのですが、もっとネットワークを作っていって、セミナーで話をしてもらう。
いつもと変わらず普通にやってもらい、日本語字幕で理解して参加者はしっかりと理解して、質問も受け答えも自分たちの言葉でできる。
これができるようになったら、日本のFP業界の発展が加速しそうですね。
きっとできることだと思うので、近い将来取り組んでみたいと思います。