アメリカのFPが活用している集客方法とは?

石塚駿平

アメリカのFP業界は、
日本より20年は先に
進んでいると言われています。

これは、マーケティングに
ついても同じことが言えるでしょう。

アメリカのFPの集客事情を
知る事は、何かしら参考になる
部分もあるかもしれません。

ということで今回は、

『アメリカのFPがどうやって
お客さんを獲得しているのか?』

というテーマで、いくつか
英語の記事を見て気付いた点を
シェアしたいと思います。

日本との違い

もちろん、日本のFPの集客方法と
アメリカのFPの集客方法には
同じような点も多くあります。

・ウェブサイトから
お客さんを集める

・セミナーを開いて
お客さんを集める

・ニュースレターを発行して
お客さんを集める

・ソーシャルメディアを
使ってお客さんを集める

(ただアメリカの場合は、
リンクトインというサイトを
使うことも多いようです)

このような方法は、
日本でも同じですね。

日本とアメリカのFPで
大きく違うと感じる点は、

『見込み客との接触機会を
増やそうとする姿勢』

これですね。

この点を強く感じます。

アメリカ式集客方法

どういうことかというと、

『どうにかして見込み客に
自分のことを知ってもらおう』

という意識が強く、その為の
様々なマーケティングが展開
されている、ということです。

例えば、既存のお客さんと
新規の人を呼ぶ為に、

・チョコフォンデュパーティを開く

・映画館を貸し切って
パイレーツオブカリビアンの
最新作の上映会を開く

・スパ体験ツアーを行い、
その中でセミナーを行なう

などなど、、、

日本ではあまり考えられない
手法が行なわれています。

こういうことを行なうことで、

『自分のFP事務所を知らない人との
接点を作り、肩が張らない雰囲気の
中で人間関係を構築する』

という目標を達成しているのです。

こういったプログラムに
参加した人のうちの何人かは、
主催者のFPに興味を持ち、
お客さんになってくれます。

接点を増やす重要性

なぜこのようなプログラムが
多く行なわれているかというと、

『見込み客との接点を増やす』

ことが重要だと認識されているからです。

アメリカのFPでも、

『自分のFP事務所を知ってもらえない』

という問題を抱えているんですね。

“アメリカではFPは知名度があるから、
向こうから自然とお客さんが来る"

というのは幻想のようです。

知ってもらう機会というのは
自分でどうにかして作り出す
必要があるということですね。

特定の分野に特化する

この他で目立つ違いとして
気付いたのは、

『特定の顧客に特化して
活動を行っているFPも多い』

ということです。

例えば・・・

・特定の業種の会社員に
対象を絞っているFP

・障害を持ったこどもを
持っている人専門のFP

・石油採掘(短期で辛い作業が
伴うが、得られる報酬が大きい)
の仕事をしている人専門のFP

など、特定のニッチに特化して
マーケティングを行っている
FPも多いようです。

市場規模が大きいので、
その分細かい分野に特化しやすい
環境があるかと思いますが、、、

競争優位性を作り出す、
為には有効な戦略ですね。

また、特定の分野に特化することで
対象の見込み客の興味を強く
惹く事ができるので、

『見込み客との接点を増やす』

という効果も期待する
ことができますね。

接点を増やすには?

『見込み客との接点を増やす』

という方法は、何もアメリカで
しかできない方法ではありません。

日本でも同じ事ができます。

それに、『知ってもらうこと』
が重要なのは日本でも変わりません。

知ってもらわない限りはお客さんに
絶対ならないですからね。

前述した例はアメリカの文化的な
部分も大きいかとは思いますが・・・

・既存客向けの
セミナーや勉強会を行う

・バーベキューやクリスマスパーティ
などのイベントを企画する

・みんなで参加できる
マネーゲームのようなものを行なう

このような方法であれば、
実践ができそうですよね。

ぜひアメリカのFPを参考にして、

『見込み客との接点を増やす』

方法を考えてみて下さい。

良い方法が見つかれば、
活用ができるかもしれません。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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