ブログはニュースを書いてはいけない

執筆者:昆 知宏
  

先週の月曜日に引き続き、今日もライティングで重要なことを書いて行こうと思います。

この要点を押さえておくことで問い合わせ数は大きく変わりますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

とにかくベネフィット!ベネフィット!

ブログ記事やコンテンツを作成する際、ただ事実を伝えるだけでは、読者に強く響かないことがよくあります。

現代の読者は情報の海に溺れており、単なる事実や機能説明ではなく、心に響く「ベネフィット」、つまりその商品やサービスが自分にとってどう役立つのかを知りたがっています。

ニュースや事実よりも「ベネフィット」にフォーカスした文章作りがいかに重要か具体例を交えながら解説します。

読者の気持ちに寄り添う

まず大切なのは、読者が何を求めているかに共感することです。

読者は、単に情報を知りたいわけではなく、自分の問題やニーズを解決してくれる方法を探しています。

例えば、ライフプランの相談を紹介する記事では、「将来の不安を減らし、夢を実現するための一歩を踏み出しましょう」といった具合に、読者が感じている課題に寄り添いながら、そのサービスがどのように役立つかを示すことが大事です。

機能や数字の説明に終始せず、その先にある「どう変わるか」を伝えることで、共感を得やすくなります。

「効果」にフォーカス

次に、商品やサービス単なる説明ではなく、それを使った結果、読者にどんな「効果」があるかを強調しましょう。

例えば、家計管理アプリを紹介する際には、「グラフや表で支出を管理できます」という説明より、「使うたびに無駄遣いを抑えて、貯金が増える」という具体的なメリットを伝えると、読者は自分の生活に当てはめてイメージしやすくなります。

結果的に、読者が「これが私に役立つ」と感じ、やってみたいと行動を起こすきっかけにもなります。

感情に働きかける言葉選び

たとえば、新しいシステムキッチンを紹介する記事で、
「料理が簡単に作れます」「ストレスが軽減される水栓や換気システムがあります」と機能を伝えるのではなく、
それ以外にも2人同時にキッチンに立っても余裕がある広さがあるので「パートナーや子どもと食事を一緒に作ることができ、
料理や食事を楽しむための時間が増えます」といった感情的な変化を伝えることで、
読者が商品をより欲しいと思ってもらえる可能性が増えます。

ベネフィットにつなげる文章をかくクセをつける

どんな文章でも文中やラストに読者が次に取るべき行動を、ベネフィットに基づいて明確に示すことが重要です。

安易に「今すぐお試しください!」と文章を締めるのではなく家計簿アプリの例であれば「このアプリを使って、月々の節約効果をすぐに実感してみましょう」といったように、行動がもたらすメリットを伝えることで読者がそのサービスを実際に使ってみる意欲を持ちやすくなります。

行動の先にある「得られるもの」をしっかり書く。

ここを意識してもらえると問い合わせが来るWEBサイトを作ることができるようになります。慣れるまではとにかく実践あるのみです。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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