文章を書くのがニガテな場合の対処法

石塚駿平

先週の金曜日、住宅FPマスター講座
のフォローセミナーを開催しました。

そのセミナーは質疑応答が中心の
セミナーだったのですが、、

1つ、多くの方に当てはまるで
あろう質問が出てきたので、
その質問と回答をシェアしたいと思います。

まず、その質問は何かと言うと、

『文章が苦手な人でも楽に
文章を書けるようになる
方法を教えて下さい』

というものです。

文章を書くのが苦手だと
感じる人は多いですよね。。

もしあなたもそう感じているなら、
必ず役に立つと思いますので、
最後まで見てみて下さいね。

レベルを落とす

まず、絶対にやってはいけない
間違いから始めて行きましょう。

文章を書く時、多くのFPが
勘違いしてしまうのは、、、

『恥ずかしくない文章を
書かなくてはいけない』

という気持ちです。

ホームページに自分の書いた
文章をアップした後、他のFPから

『あの人の書く文章はレベルが低い』

と思われるのが嫌だ!

という感情ですね。

これは・・・・

キレイに捨て去って下さい。

なぜなら、その文章を読んで
欲しい人は同業者ではなくて
見込み客だからです。

一般のお客さんには、
そこまで知識がある人はいません。

中にはいるかもしれませんが、
ごくごく一部です。

なので、

“専門知識のない一般の人が
難なく理解できるレベル"

が丁度いいです。

実際にお客さんと話してみて、
途中で質問をされずに会話が
繋がるレベルをイメージして下さい。

専門用語が2つ、3つ出てくると
一気に読みづらくなってしまいます。

“解約返戻金”とか”元利均等返済"
などの言葉が出てくる文章は、
非常に読みづらいものです。

段落を分ける

次に、文章を書く事が苦手に
感じる人が犯している間違いとして、

『文章を1つの大きなまとまり』

として考えてしまう、
というものがあります。

何と言うか、未知なる巨大な
敵に立ち向かっていかなきゃ。。

みたいな感覚を持っている
人が多いですね。

しかし、文章を難なく書く事が
できる人というのは、

『文章を1つの大きなまとまり』

として捉えることはしません。

そうではなくて、

『文章は複数のパーツの集まり』

だと考えています。

例えば、”住宅ローン返済を
楽する3方法”という記事を
1500文字くらいで書くとすると・・・

文章を書くのが苦手は人は、

『何とかして1500文字書かなきゃ』

と考えるのに対して、
文章を書くのが得意な人は、

『全体で1500文字なら、

・最初の導入部分で300文字くらい

・楽にする方法①で300文字くらい

・楽にする方法②で300文字くらい

・楽にする方法③で300文字くらい

・最後のまとめ部分で300文字くらい

という風に分けて書こう!』

と考えます。

こうすると、文章1つ1つの
ハードルが低くなりますよね。

結果として、心理的な
負担がグッと減ります。

文章を書くのが苦手に感じる場合は、
まずはこの段落分けを行ない、
細かいパーツに分けてみましょう。

上手い文章を写す

また、特に最初のうちはこの
方法もお勧めなのですが、

『上手く書けている文章を写す』

というやり方があります。

自分がお客さん視点で見たい時に、
(プロ視点ではなく、です)

『この文章読みやすいな!』

というものがあれば、それを
ノートに書き写して行きます。

書いてみると不思議なもので、
ただ読むだけではわからなかった

・文章の全体の構成
・書き手の意図
・文章を書くときの工夫

などが身に染みてわかってきます。

そして、その感覚が自分の中に
インストールされるので文章を
書くスキルが上がります。

この方法は写経と言って、
コピーライティングを学ぶ際には
必須のトレーニング方法です。

とにかくリリースする

最後に、重要なことをお伝えしましょう。

それは・・・

『書いた文章をリリースする時に
100%完璧である必要はない』

ということです。

執筆料をもらって書く仕事の
場合は一定のクオリティを保つ
必要があります。

でも、ホームページやブログに
アップする文章であれば、

60%とか70%の出来でも、
どんどん出していく方がいいです。

理由は単純。

"場数を踏むこと”が大事だからです。

僕も毎回100%の出来でメルマガを
書けているわけではありませんし、、、

たまには、

『何か上手くまとまってないな。。』

と思うときもあります。

でも、そういった文章でも
どんどん表に出しています。

場数を踏めば自然に文章は
上達していくので、それくらいの
気持ちでやるのが丁度いいです。

・・・

さて、どうでしょうか?

少しは文章に対する苦手
意識は少なくなりましたか?

こういったポイントを押さえれば、
かなり文章が書きやすくなりますよ。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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