九段下のカフェより
執筆者:中西雅司
今日は、集客や問い合わせを増やすための「ちょっとした工夫」についてお伝えしたいと思います。
先ほど、神保町を歩いていたとき、ふと目に入ったのが、テイクアウト専門のコーヒー屋さんでした。
よく見ると、注文カウンターのほかに、セルフでコーヒーを買える自動販売機のような機械が店内に設置されていて、そこに5~6人並んでいたんです。
なぜ、
「人がいるカウンターを避けて、あえて機械のほうへ?」
と不思議に思いましたが、すぐに納得しました。
人と話さなくていいセルフ式
カウンターで注文するというのは、実はひとつの「ハードル」なんですよね。
例えば、
「どんな豆がいいですか?」
と聞かれて答えに詰まったりすることが不安。
あるいは、仕事に追い詰められていて、そもそも人と話す気分ではなかったり。
そんなとき、カウンターで人と話して注文する方法しかなければ、諦めてしまう人もいる。
でも、セルフ式であれば、気軽に買える。
人とのやり取りというハードルがなくなるからです。
初対面で話すハードルはかなり高い
このことって、私たちFPの集客にも通じます。
お客様にとって「初対面の人に問い合わせする」って、実はけっこう高いハードル。
なぜなら、
・知らない人に話すのが不安
・自分の状況をうまく説明できないかもしれない
・何を聞けばいいかもわからない
という気持ちになりやすいからです。
きっと、そう思って、相談申込を躊躇してしまう人、たくさんいるはずです。
だからこそ、最初から双方向のコミュニケーションを前提とした「相談申込み」ではなく、
・まずはブログを読む
・動画で話を聞いてみる
・PDFで事例を見てみる
などの「一人で完結できる入り口」があると、お客様にとってはとても助かる。
結果として、そこから次のアクションにつながりやすくなります。
他にも、
・無料でダウンロードできるPDFの小冊子を準備する
・3分くらいの動画での自己紹介や考え方の紹介をしておく(ホームページに埋め込んでおく)
・「無料診断ツール」や「チェックリスト」を作る
などもありますね。
相手が近づきやすい場所を用意すること
すぐに会う・話すのではなく、「ちょっとのぞいてみる」くらいの気軽さ。
人と話さなくてもサービスを受けられたり、感じられたりするもの。
これがあることで、ハードルは下がりますので、相談申込みを増やすためには、とても大切な視点です。
大切なことは、相手が近づきやすい場所を用意すること。
あなたの工夫ひとつで、これまで出会えなかった顧客とつながれるかもしれませんよ。
あなたの活躍をこれからも応援しています。