カナダに来てから1ヶ月が経ちました。
最近は寒さにも慣れ、だいぶ落ち着いてきました。
僕は海外で生活をするのは初めてだったので、全く不安がなかった訳ではありません。
特に、全てが英語でのコミュニケーションになるので、
「本当に大丈夫かな?」
とちょっと思っていました。
ただ、意外とやってみたらそんなに問題ないことが判明しました。。
友達を作って飲みに行く約束をしたり、歯医者さんとコミュニケーションを取ったりなど、色々できているのでそこまで難しくなさそうな感じです。
でも・・・
最初のうちは、
「え、、、何言っているのか全然わかんない・・・」
となったシチュエーションがあります。
わからずにフリーズ
それは、以外にもカフェで起こりました。
スタバとかのカフェです。
スタバと言ったら、日本にもあるので
「チェーンだし何も問題ないだろう」
と思っていました。
しかし、注文を伝えるまではいいのですが、、、
その後に店員さんが言うことがわからないのです。
普通の英語よりもめちゃくちゃスピードが早くて、全く聞き取れませんでした。
(店員さんは決まったフレーズを使うので喋るのが早いみたいです)
ペラペラペラっと何か言ったけど、意味が全然わからない。
何も意味がわからないから、なんて反応をすればいいのかわからない。。
聞き返しても、返ってくる言葉が全然わからないからその場で固まる。。
そんなことが何回かありました。
溶けていく謎
そんなことがあったので、カナダ人の彼女に
「カフェの店員さんが何て言ってるのかわからない」
と聞いてみたら、次のことが判明しました。
まず、理解できていなかったフレーズの1つは、
「Can I get your name?」
(名前を教えてもらってもいいですか?)
というもの。
日本では、コーヒーを頼んだ時に名前を聞くことはないですよね。
このフレーズを聞いた最初の時は、
「nameって言ってた気がするけど、なんで??」
みたいな感じで固まってしました。
クリーム用に空けとく?
そして、もう1つのフレーズは、
「Would you like room for cream?」
です。
これも始めて聞いた時は、
「え、クリーム?何?入れてくれるの?」
と思って、適当にYESと答えたら何も起こらなかったので意味がわかりませんでした。
でも、これは「クリーム用のスペースを空けときますか?」
という意味だったんですよね。
YESと答えたので、コーヒーにクリームをすぐ入れてもこぼれないようにちょっと少なめに入れてくれたみたいです。
それからは理解できるように
そして、これを理解してからはカフェの注文がスムーズになりました。
英語を全部理解できてなくても、
「あ、これは名前を聞かれてるんだ」
「クリーム用のスペースについて聞かれてるんだ」
とわかるようになったからです。
それからは、あまりカフェで困ってはいません。
言語よりも文化が大事
ここで僕が気付いたのは、英語でコミュニケーションを取る時に大事なのは、
『文化を理解すること』
だということです。
日本には、コーヒーを頼んだ時に名前を聞く文化も、クリーム用にスペースを開ける文化もありませんよね。
土台としての英語がある程度わかっていることも理解する条件ですが、、、
それ以上に文化を理解しているということがコミュニケーションを取る上で大切なことに気づきました。
相手の文化を理解してないと・・・
立場を変えてみると、これが指し示すことは
『相手の文化を理解していないと伝わるコミュニケーションができない』
ということです。
これは、日本人とカナダ人のコミュニケーションに限ったことではありません。
『一般の人とFPの人』
のコミュニケーションにも言うことができます。
FPが、FP仲間や仕事仲間と話している言葉を使うと、一般の人は理解できないということが起こるのです。
"普段使わない言葉”を使ってないか?
それをやってしまうと、本当に伝えたいことは相手に伝わりません。
その結果、集客ができなかったり、サービスの価値が伝わらずにお金を払ってくれない、という状態に陥ってしまいます。
では、この状態を回避するにはどうすればいいのか?
ということですが、一番良い解決策は、
『これは、自分の見込み客が普段使う言葉だろうか?』
を考えるということです。
普段の生活や友人との会話で使われているような言葉かどうか?
それを常に考えながら言葉を選んでいくと、自然と伝わる言葉になっていきます。
もし既に作ってあるホームページやセミナーの案内、チラシ、パンフレットなどがあれば、、、
この目線で見直してみると、より集客できる伝え方、より価値が伝わる伝え方を発見できるはず。