申し込みがこないホームページの特徴

執筆者:昆 知宏
  

頑張って情報をアップしているのに、ブログをきちんと書いているのにアクセス数の割に問い合わせが全然。

あなたもこんな傾向はありませんか?

私も今年はちょっと息切れして情報更新頻度が落ちてしまいました。
アクセス数は減少傾向にありますし、比例して問い合わせも減ってしまっています。

それではいけないと思って、情報アップを心がけているのですが、アクセス数は取れても問い合わせに繋がる傾向はみられません。

なぜだろうか?

考えてみたら一つの答えがでました。

旬な情報発信と問い合わせが取れる記事は全く別物である

FPの方が新規ネタでブログを書くときには、書きやすいのは時事ネタかと思います。

住宅分野であれば10月1日から住宅ローンの変動金利が17年ぶりに上がりましたからこのテーマは絶好のネタになるでしょう。

しかし、ここでほとんどの人がやってしまいがちなのが金利が上がった事実と各銀行の現在の金利といった事実情報です。

情報としては良いのですが、その情報はニュースサイトなどでも記事になっています。

そのため絶対的にアクセス数が少なく個人発信のWEBサイトで、おおまかなニュース的な情報を出しても、あなたの固定ファン、既存読者には届いたとしても、新規問い合わせについてはほぼつながらないということを意味します。

事実をそのまま記事にするのではなく、一工夫が必要なのです。

あなたの考えとおすすめの行動指針を書く

・金利が上がりました
・上昇幅は0.15%です
・地元の◎◎銀行もそうです
・毎月の返済額は◎◎円上がります
・今後も日銀の動向次第でさらなる金利上昇がありそうだ
                           以上

ニュースサイトの記事ではこのような構成になっていることが多いですね。
ここには意見はなく、単なる情報です。

この状態でブログにアップしても新規問い合わせが取れる可能性は極めて少ないでしょう。

では、どうすればいいかといえば、このニュースを受けて自分がどう思ったかということを書くことが大事です。

その考え方に共感してくれる人がいたら、相談へのアクションとして大きく作用するはずです。

さらに、記事の最後に金利が上昇してこれからローンを返すのが大変になるから、家計管理はしっかりしたほうがいいですよという結論にして、相談にリンクを貼っておくということはマストでしたほうが良いでしょう。

そこまでしてワンチャンスあるかないかというレベルかと思います。

事実解説に終わらず、相談動線も敷く

あなたのWEBをニュースサイトにしてはいけません。

あなたのホームページにしか書いてない情報は、あなたの意見です。
私はこう思う、だから同じように思う人はぜひそれを実行するためにぜひ相談にきて!

というように気軽に相談に来てというアピールと、記事の最後に相談申し込みができるリンクを貼っておくということをするだけで結果は異なります。

というよりもそうしないとブログから集客することは困難かと思います。
最近は紙媒体の反応も薄いし、SNS広告のクリック単価も鬼のように上がっています。

そうなると手間はかかっても自社サイトでの発信から問い合わせをとるという動線が王道かつ最強と言えます。

PS
これから新たにネタを書くのが辛いという方は、過去の記事でアクセスが良い物から順にリライトして自分の意見と相談動線を整備することから始めてみてもよいかと思います。そのほうが楽だし、結果につながる時間も短縮できるでしょう。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

関連記事