去年はコロナでさぼってしまったのですが、
私は独立してから続けていたことがあります。
それは高額セミナーに参加することです。
過去には100万円近い参加費のセミナーにも参加していたのですが、
参加するときはドキドキして
結果が出なくてお金が無駄になったらどうしよう
という不安でいっぱいでした。
しかし、結論を言うと費用対効果は高く、
参加しなければよかったというセミナーはあまりありません。
(ちょっとはあったけどそれも経験)
振り返ってみると、高額のセミナーに参加しているときほど
心身ともに充実していたということが分かります。
そこまでの費用を出すという心意気、
そして前向きな気持ち、結果を出そうという向上心。
心身共に充実していないと
そもそも参加しようという意欲にもならないと思うので、
そういう意味では経験を買うという貴重な経験はしたもの勝ちです。
最近は去年コロナで東京へ行く雰囲気ではなかったので、
なーんにもしてこなかったのですが
そのツケが見事に今年に出てしまっている感じがします。
新しく学ぼうという意欲があるから
受けたいセミナーの情報が入るようになるし、
そういうマインドがないと
今そもそもどんなセミナーをやっているかどうかすら分かりません。
お金を出してもいいからいいセミナーを受けたいと思っても、
受けたいセミナーの情報が全く入ってこないという感じです。
このような状態を実感した時に、
「やっぱり、いろいろと停滞しているな自分」と思ったわけです。
努力は最小限、結果は最大限
高額セミナーに参加する一番のメリットは、
一言で言うと努力は最小限、結果は最大限にできるということです。
努力をしなくていいという意味ではなくて、
その分野の知識を自分で調べたりする努力がいらなくなり、
単純に努力をすべき方向にエネルギーを集中できるということです。
当然ながらそうすれば自分の成果の出したい分野では、
結果を最短で最大限にすることができる。
つまりセミナー投資というのは、
時間を買っていることに等しくなるわけですよね。
以前に石塚さんと一緒に住宅FPの方向けに
私も講座をさせてもらったことがありましたが、
講師側からすると基本的には参加費用は安すぎます。
セミナー開催には思った以上に時間と労力とお金がかかるので、
ボランティアに近い領域だと思います。
だから、高額セミナーは受け手としては
参加するメリットが大きいということも何となく分かります。
目的地にたどり着くにあたり、
鈍行列車でもいつか辿り着けるわけですが、
特急・新幹線・飛行機に乗ればかなりの時間を短縮できます。
そこは予算に応じてというわけですが、
最短で目的地にたどり着けるチケットを買うことが
ビジネスにおいては大きなアドバンテージがあります。
駅や空港に行けば新幹線や飛行機のチケットは買えるのですが、
自分のビジネスに合った情報というのは販売所が分かりやすいわけではありません。
忙しさに理由を付けて、
自らをブラッシュアップするアンテナを立てていないと
いつの間にか自分の乗っている乗り物が鈍行列車になってしまう。
なんかコロナでじっとしている間に、
そんなふうになりかけている自分に気付きました。
これはいけないですね。
久しぶりにアンテナを立ててみたら...
まず自分が過去に受けたセミナーの最新情報は
今どうなっているのだろうとちょっと調べてみたら、
当時よりもだいぶ価格が下がっていることが分かりました。
先行者利益という観点もあるので、
いい情報はできるだけ早い方が価値があるということもありますが、
前よりもリーズナブルな価格設定をしている講師の方が多いことに気付きます。
これはなぜかというと、ZOOM講座が一般的になっているからでした。
コロナ前はオンライン講座などはほとんどなくて、
受けたい講座はプレセミナーから全部東京へ行く必要があり、
交通費だけでもえらい出費でした。
でもそういう支出をケチらないで、
高速バスで交通費を削ってでも
学んだ内容ってやはり価値があることでした。
「そこまでしてでも学びたい!」というモチベーションほど、
効果的な物はありませんよね。
今は東京まで行かなくてもオンラインで講座は受けられるし、
以前よりもその分価格を低く設定している講師が多いので
自分に合っているものを見つける事さえできれば
コスパは良くなったようにも思います。
一方で、参加の垣根が下がったことにより
セミナーが乱発されていることもあり、
情報の選別という点では以前よりちょっと大変そうです。
誰でも簡単にできるという点では講師側に同じことが言え、
リアルセミナーをすると集客0の恐怖が常にあるのですが、
オンラインだと集客数が何人かによっての実損害はないし、
参加者が0とか1人のメンタルのやられ具合はだいぶ軽減されたと思います。
そういう意味では開催のハードルは下がっているので、
セミナーの当たりはずれは以前よりも大きくなっていると思いますから注意が必要です。
今、何を学びたいのか?
思い返したときに、私は自分の強みのひとつに
ライティングがあると思っています。
ここまでもかなり勉強こそしてきたという気持ちもありますが、
3年位時間止まっているよね、という事実もあります。
だからまた勉強することにしました。
学んだことを実践で生かすことが最も大事ですが、
今後は実践ばかりしていると学びの消費期限がきます。
学びの燃料を投下しないと、
学びと実践が嚙み合っている別の専門家に
あっという間に顧客を奪われると思います。
考えてみればそれは至極当然のことで、
自然の法則とも言えることです。
しかしながらいざ自分が当事者となると、
いつまでも同じ武器で戦おうとついついしてしまいがちです。
学ぶことが面倒だということに他なりません。
これではダメです。
これは知っておいた方がいいだろうな。
これは知らないと今後マズいだろうな。
ここに詳しくなると優位性を持てそうだな。
仕事をしているとこんなことを頭に思いつく機会は多いですよね。
でも、気になるだけで何もやらない。
あなたもこんな感じになることは一度や二度ありませんか?
実際80%の人は、何もやらないままです。
残りの20%になれるかどうか、
なろうとするかどうか、
どのタイミングでもいいから
自分を奮い立たせることが
仕事を長く続ける唯一の方法なのかもしれません。