僕が今住んでいる所の近くに、
1軒のカレー屋さんがあります。
自宅とオフィスの中間くらいに
あるのですが、、、
このカレー屋さんを
初めて見た時に、
『ん??』
と思う所がありました。
なぜなら、一見するとココイチ
にしか見えなかったからです。。。
店名は違いますが、
店の雰囲気やメニュー、
値段までそっくりだったのです。
実際にこの前入ってみたのですが、
調味料やお皿、メニュー表まで
同じような感じでした。
味の方も、ほぼココイチと
同じような感じです。。
さらに面白いことに、
家に帰ってホームページを
見てみたら、、、
ホームページの感じも
ちょっと似ていました。。
メニュー表なんかは
ほとんどそっくりです。
一部だけ画像を切り取って
みると、こんな感じです。
(ココイチ)
http://gyazo.com/cde03358fdda26e1fe57550574caa143
(そのお店)
http://gyazo.com/58e5c8c876b479ad95608b3f83270f61
ほぼ一緒ですね。。
"パクる"という方法
飲食業でここまでやっている所は
初めて見ましたが、、、
『上手く行っている所をパクる』
というのは、短期間で成果を
上げるには有効な方法です。
実際に、そのカレー屋さんにも
そこそこ人は入っていました。
でも・・・
恐らく、このカレー屋さんは
長い間繁盛し続けることはないと思います。
なぜだかというと、
『表面的な部分しかパクってない』
と感じがするからです。
表面だけではダメ
表面的な部分というのは、
パクるのがとても簡単です。
目に見えているものを
そのまま再現するのは
難しくないですからね。
でも、成功の要因というのは、
そういった表面的な部分では
ない場合が多いのです。
僕は飲食業は専門ではないので、
詳しくはわかりませんが、、、
・スタッフの教育システム
・店内のオペレーション
・原材料の仕入れ力
など、表面的ではないけれど
重要な部分はたくさんあります。
こういった部分を考えずに、
表面的な部分だけをコピーしても、
できあがるのはただの
『劣化コピー』
です。
本物には遠く及びません。
真似したけど上手くいかない
こういった事態はビジネスの
現場でも多発しています。
同業者で上手く行っている所の
ビジネスモデルを真似したけど、
上手く行かなかった。。
集客ができているFPとほぼ
同じ内容のホームページを
作ってみたけど、集客できない。。
このようなことはよく起こります。
そして、この原因というのは、
真似した相手が悪かったのではなく、、
『表面的な部分しかコピーできず、
本質的な部分が抜けてしまっている』
という場合がほとんどです。
ウェブは特にパクられやすいので、
こういうケースはよく目にしますね。。
記載されている文言とかだけを
コピーしても、それだけでは
成果が上がらない場合は多いです、
なぜなら、成果を出す為に必要な
部分がもっと別の所にあったり
するからです。
本質を捉える
なので、安易に
『パクればいいだろう』
とだけ考えてパクるのは
あまりよくありません。。
どうせパクるのなら、
本質的な部分までしっかりと
捉えてパクるのがベストです。
また、たまに見かける、
『真似すれば売れる!
バカ売れキャッチコピー100選』
みたいな穴埋め式の
教材も同じです。
ああいうのは、表面的な
部分しか捉えていません。
その奥底にある本質的な部分、
つまり、、、
『なぜそのキャッチコピーが機能するか』
という理由を捉えなければ
正しく活用することはできないのです。
物事の本質を知っていれば、
どんな問題でも答えを
導くことができますが、、
本質がわかっていなければ、
正しい答えはわかりません。
ただパクるだけではダメ!
確かにパクるのは楽です。
考えなくて済みますからね。
でも、ちょっと立ち止まって、
『なんでこれで成果が出ているんだろう』
『成果を出す為の要因はなんだろう』
ということを考えてみて下さい。
本質にあるものを見極めることが
できないと、パクっても成果が
出ないことが多々あります。
成果を出す為にパクるのは
悪い事ではありませんが、、、
(ただし、直接的に迷惑を
かける方法はダメですよ!
同じ業界内で”パクリ”が横行
するのはよい事だとは思いません。
別業界からパクってくるのが
正しいパクり方です。)
その裏にある本質的な部分も
ぜひ真剣に考えてみて下さいね。