執筆者:昆 知宏
GWに、メルマガメンバーの石塚さん・中西さん、そしてFPライズの理念に共感してくれているメンバーの方々に会いに行ってきました。
参加者は全員、会社の代表者。それぞれがどんな視点でビジネスをしているのか、とても勉強になりました。
収益モデルにも、目指している方向性の違いが見られました。端的にいうと、「ストックビジネス型」か「フロービジネス型」かという違いです。
ストックビジネスとフロービジネスの違い
ストックビジネスは、定期的に収入が入る仕組み(例:サブスクや会員制)で、安定した売上を積み上げていくモデルです。
FPでいうと、継続的な顧問契約を結ぶことで収益を積み重ね、心理的な安心感を得られる点が特徴。ただし、そこに到達するまで時間がかかり、難易度はやや高めです。
一方、フロービジネスは商品やサービスを提供したときにのみ収入が発生する仕組み(例:単発の相談や講演、コンサルなど)で、毎月の売上が安定しづらいのがデメリット。
私の場合は完全にフロー型です。
最大の悩みは「新規集客を永遠に繰り返さなければいけない」こと。このプレッシャーには何度も心が折れそうになりました。年に数回、本気で逃げたくなる時があります。
でも逆に言えば、マーケティング力や行動力が鍛えられる環境でもあるので、力はつきます。そしてスポットではありますが、短期的に大きな売上を作れるのは魅力でもあります。
成功しているFPはストック型が多い。でも…
あなたはどちらのスタイルに魅力を感じますか?
今回のFP会合ではストック型で成功している方が多く、本当にすごいなと感じました。
私も過去にストック型にチャレンジしたことがありますが、正直うまくいきませんでした。価値を継続的に提供し続けるのは、自分にとってはとても難しかったです。
一方で、短期的・瞬間的に価値を提供するのは得意分野です。だから私はFPではフロービジネスに特化しようと決めました。
どちらが正解ということはなく、自分の強みに合ったモデルを選ぶことが大切です。
フローで得た収益をストックへ
私は昨年から、フローで得た法人収益を法人の証券口座で運用することを始めました。
ビジネスとしてはフロー一本ですが、運用によって「ストック収益」が発生している状態です。
ポートフォリオは超保守ですが、一定の安定収益を得られます。
個人的には、時間をかけてストックを積み上げるよりも、フローで大きく収益を得て、それを資産として育てていく方が合っています。
仕事をしていなくても収益が生まれることは、精神的な安定感にもつながります。
結果的に「安定収入」を得られるという意味では、ストックビジネスによる継続収入も、フローで得た元本を運用して得られる配当益も、価値としては同じなのだと思います。
それでもストックビジネスは諦めていない
「FPとしてストック型にこだわらなくてもいいかな」と感じつつも、ストックビジネスに挑戦する気持ちは今も持ち続けています。
幸い、フロー型で日々マーケティング力を鍛え続けてきたおかげで、その力は他の分野にも応用が利きます。
FPライズのメルマガ執筆者でありコンサルタントの中西さんが、以前こんなことを言ってくれました。
「FPである程度成功できる人は、絶対に他業種でも成功できる」
自分では「本当かな?」と思いつつも、他者の目線で見れば、たしかにその通りだと感じます。
だからこそ、あなたにも自信を持ってほしいのです。
私自身は、FPを無理にストック型に転換しようとはせず、ストックで伸ばせそうな別のビジネスにプロジェクトメンバーとして参加しています。
得意分野を見極め、自分を “最適ポジション” にアサインするような感覚です。
「こういう環境なら、自分の特性が活かされて活躍できそうだ」と、妄想したことはありませんか?
それがFPでも、FP以外でも構いません。大切なのは “自分の土俵” を作ること。
そして、その土俵で一か八かのフルスイングをしてみることです。
中途半端なスイングでは人生を変えるような収益は作れません。
きっとあなたが望む成果はストック型でもフロー型でも、その先に待っているはずです。