「誰のため」を変えるだけで売れる

自宅のオフィスより
執筆者:中西雅司
    

先日、妻が1週間ほど咳をしていたので、薬局に薬を買いに行きました。

薬を選び、会計をしようとしたところ、レジの女性スタッフさんから声をかけられました。

「このドリンク、一緒に飲むとより効果が高まりますよ。今なら3本買うと1本おまけでついてくるんです。」

気づいたら、4本で4,000円の商品を購入していました。

自分の風邪だったら、たぶん買わなかったと思います。

でも相手は妻のこと。

つい、財布のひもがゆるんでしまいました。

「自分のため」より「大切な人のため」

これはプレゼントを選ぶときの感覚と同じですよね。

自分へのご褒美には1,000円をためらうのに、大切な人へのプレゼントなら5,000円でも惜しくない。

あるいは、自分の虫歯の予防のためには「まあいいか」と先延ばしにするけれど、子どもの虫歯が心配だったら、すぐ歯医者に連れていく、という感覚も同じです。

人は「自分のため」よりも「大切な誰かのため」のほうが、お金も行動も動きやすい。

これは、FPの仕事にもそのまま当てはまります。

ライフプラン相談の提案

たとえば、ライフプランの相談。

「ご自身の将来のために、一度ライフプランを作ってみませんか?」

こう提案しても、なかなか動かないお客様というのは多いと思います。

でも、こう伝え方を変えてみるとどうでしょう。

「お子さまに受けさせたい教育のために、費用の準備は間に合いそうですか?」

提案している中身は同じライフプランです。

でも「自分の将来のため」ではなく、「大切な家族のため」という切り口に変えるだけで、受け取られ方がまるで変わることがあります。

「誰のため」を変える

このように、FPの提案の際に、「誰のため」を変える。

それだけで、提案内容が同じでも、売れやすくなったり、高く売れるようになったりすることがあります。

ぜひ1つの引き出しとして持っておいてください。

これからも、あなたの活躍を心から応援しています。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

関連記事