福沢諭吉の残した言葉に、
このようなものがあります。
「書物を著したとしても、
それを多数の人が読むような
ものでなければ効率が悪い。
著者は常に自分のことよりも、
国家社会を利するという考えで
筆をとらなければならない。」
この言葉には、自分の考えを
伝えたいなら自分の書きたい
ことを書くだけではダメで、、、
『どうやったら多くの人に
呼んでもらうことができるのか?』
ということを考える必要がある。
こんな意味合いが含まれています。
文章というのは、いくら
良いことが書かれていても・・・
読まれなければ意味がありません。
なので、いかに読み手を引きつけ、
『もっと読みたい!』
と思ってもらうかというのは、
最重要課題と言ってもいいでしょう。
読まれる文章のパターン
しかし、”読み手を惹き付ける文章"
を書くのが得意な人はあまり
いないのではないでしょうか?
ちょっと難しそうな
感じがしますからね。
そこで、今回は読み手の心を
惹き付ける文章の書き方を
紹介していきたいと思います。
“こう書けば読み手の
心を惹き付けられる"
という真似のしやすいパターンを
いくつかお伝えします。
このパターンを活用すれば、例え
『自分には文才がない』と思ってる
人でも良い文章が書けるはずです。
読み手の得られるメリットを話す
これは、まず最初に読み手が得られる
メリットを話すというパターンです。
“読み手が欲しいもの"に主眼を置き、
それが得られることを伝えるのです。
例えば、読み手が
『子どもが生まれて子育てに忙しく、
家計のやりくりで大変な思いをしている』
という女性だったとしましょう。
こういった人というのは例えば、
"子育て世帯がもらえる補助金の情報"
があったら知りたいと思いますよね。
そういった欲求があることが
リサーチした上でわかったら、
こういう文章を書くと良いでしょう。
「子どもが生まれると、自分の
時間が一気になくなりますよね。
家計の管理もしなくちゃいけないけど、
パソコンを見る時間も取れないから
なかなか情報を探すこともできない。。
そんなあなたの為に、子育て世帯が
もらえる補助金の一覧をお伝えします。
この一覧の中からあなたに当てはまる
ものを探せば、時間がなくてもすぐに
利用できる補助金を探すことができます」
こんな感じで文章を書いてあげれば、
読み手は興味を持って呼んでくれます。
重要なのは、読み手が持っている
欲求に答えることです。
これができれば、強い興味を
持って読んでくれます。
読み手の気付かない所に学びを読む
このパターンは、特にみんなが知ってる
ニュースがある場合に有効です。
・円安が急激に進んだ
・いきなり上場企業が倒産した
・牛丼が値上げになった
このようなみんなが知っている
事実に対して、
『専門家だからわかること』
の視点で説明をするです。
「牛丼の値段が上がりましたね。
実はこの値上げ、例えあなたが
牛丼を食べなかったとしても、
家計に大きな影響があるのです。
なぜなら・・・」
みたいな感じでそのニュースの
裏にある経済事情を語ります。
これは読み手が興味を持ってくれる
鉄板パターンの1つです。
トリビアから始める
それを聞くと、
「へぇ〜、そうだったんだ!」
と思ってもらえる話を入れるのも有効です。
よくあるのは、漢字の成り立ちとかですね。
「幸せの”幸”という漢字は、
文字を逆さにしても”幸"です。
人はどっちに転んだって
幸せになる、ということですね。
また。辛いの”辛"の上に1本
足すと幸せになります。」
と、こんな話は万人受けしますよね。
そして、こういった話の後に
自分のしたい話題を持ってくるのです。
そうすると、読み手は
「いい記事を読んだな〜」
という気持ちになります。
ハッとさせられる話は、それ自体に
あまり大きな意味がなくても
相手を感心させるパワーがあります。
業界の裏事情を語る
『その業界にいるからこそわかること』
を書くのは、とても有効なパターンです。
誰でも”その世界にいる人しか知らないこと"
を知りたいという気持ちを持っています。
あなたも目の前に芸能人がいて自由に
話ができる状況だったら、芸能界の
実情について聞きたいと思うはずです。
”インサイダーにしかわからない情報"
というのは、往々にして価値があります。
例えばFPだったら、
『元住宅の営業マンが語る!
住宅メーカーがお客さんには
絶対話したがらないある事実とは?』
『1000万円以上の資産を保有
してる顧客に対する銀行のホンネ』
こんな感じで色々な文章が作れそうですね。
・・・
いくつかパターンを紹介しましたが、
すぐ使えそうなものはありましたか?
文章というのは、読んでもらえないと
存在する意味がありません。
こういった話の組み立て方を使って、
是非”読まれる文章”を書いてみて下さい。
そうすれば、あなたの考えが
より多くの人に届くはずです。