FPにコンテンツSEOは必要なのか?

石塚駿平

『コンテンツSEO』

という言葉を聞いたことはありますか?

ここ数年で話題だったので、
あなたも聞いたことがあるかもしれません。

コンテンツSEOとは、

『テクニックでページを
上位に表示させるのではなく、
良質な記事を書いて上位表示を狙う』

という手法のことです。

ひと昔前までは、小手先の
テクニックでも検索エンジンの
上位に表示させることは可能でした。

しかし、検索エンジンの進化によって
これがだんだんと難しくなってきた経緯があります。

検索エンジンは、

『ユーザーにとって本当に役に
立つコンテンツを上位表示させる』

という目的に向かって進んでいます。

だから、細かいテクニックじゃなくて
その目的に沿った形でページを作ろうよ。

というのがコンテンツSEOですね。

具体的なコンテンツSEOの例

こういったコンテンツSEOで
成功しているだろう会社を
いくつか挙げてみましょう。

保険の教科書
http://hoken-kyokasho.com/

バズ部
http://bazubu.com/

リーディング&カンパニー株式会社
http://lrandcom.com/

こういったサイトを見てみれば
すぐにわかりますが、かなり
骨太な記事が揃っています。

コンテンツSEOを成功させるには、
高いライティング能力や、
継続して努力をする根気が必要です。

でも、それができるのであれば
相当な数のアクセスが集められるはずです。

で、これ使えるの?

ただ、こういった新しいものは
何だかよくわからないですよね。

正直、色んなものが出て来ると何が
良いのかわからなくなって混乱します。

ただ、僕は、

『これは新しくて有効な方法だから、
すぐに取り入れなきゃいけませんよ!』

というつもりは全くありません。

『概要をわかった上で、
取り入れるべきだと思ったら
やってみてもいいんじゃないでしょうか?』

というスタンスです。

実際に、こういった新しい
取り組みを軌道に乗せるには
かなりの労力と覚悟が必要です。

片手間でやって成功するほど
甘くはないですからね。。

という訳で、このコンテンツSEO
という手法は、FP目線で見たら
どう捉えればいいのか??

という話をしていこうと思います。

十分に活用できる条件

まず、結論から言うと、
コンテンツSEOはFPと
相性が良いと感じています。

なぜなら、お金に関する話題は
多くの人が興味を持っているからです。

そういった意味で、FP関係の
記事はアクセスを集めやすく、
コンテンツSEO向きと言えます。

ただし、以下に当てはまる場合は
かなり効果が低くなると考えるべきでしょう。

地域性が限られている場合

インターネット上の情報は、
日本全国の人が見られる
というメリットがあります。

しかし、これは逆に言うとアクセスが
分散してしまうことを意味します。

例えば、山口県でビジネスを
しているのに、アクセスをしてくれる
人の大半が東京・大阪・名古屋などの
大都市圏だったら意味がないですよね。

コンテンツSEOは、日本全国の人が
見込み客である場合は有効ですが、
商圏が限られている場合は効果は薄くなります。

東京を中心にするのならありだと
思いますが、地方を中心にするなら
あまり向かないと考えてよいです。

遠隔でサービスが提供できたり、
日本各地どこでも対応できる
タイプならロスはありません。

ネットでリーチできない顧客層の場合

次に、ネットでリーチができない
顧客層がターゲットの場合も向きません。

例えば、医者だったり地主の方ですね。

こういった人たちは、ネットをあまり使いません。

これは、コンテンツSEOに限った話
ではありませんが、そういった顧客に
アプローチをするには、ネット以外の
手段を活用していくべきでしょう。

逆に、ネットで検索をする人が
ターゲットの場合は有効です。

この条件を満たすのなら・・・

ここまでをまとめると・・・

・良質な記事を書くライティング能力がある

・商圏範囲は日本全国
(または東京などの大都市)

・ネットを使う人がターゲット

この条件を満たすのなら、
コンテンツSEOを選択肢の
1つに加える価値があると思います。

と、、、FPの立場から見た
概観としては、こんな感じですね。

実際に取り組むとなったら
色んなことを学び、決めて行く
必要がありますが・・・

『概要を把握して、それが
自分に必要かどうかを判断する』

ということを最初に考えることは重要です。

今回お話したことが、
その手助けになれば嬉しいです。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

関連記事