FPで成功しようと思っている方へのエール

執筆者:昆 知宏
  

「この仕事がなくなったら他に何にもできないよ。」

こんな感じで話す方は決して少なくありません。FPの方でもそうなのですが、間違いなく言えることがあります。もしあなたがFPとしてそれなりに結果を残すことができたことが一度でもあるのであればその心配はきっともうしなくても良いものとなるでしょう。

FPの仕事は、クライアントの人生全般に深く関わるため、単なるお金の専門家ではありません。お金の管理や投資だけでなく、保険や税金、相続、さらにはライフプラン全体にわたる幅広い知識が求められます。多くの分野にわたるスキルが必要とされるため、FPのスキルは「つぶしがきく」と言えます。

流行によって変幻自在になれる

特にこれからの時代、FPには総合的な力がより一層求められるでしょう。情報が瞬時に手に入る現代ではクライアントが本当に求めているのは、豊富な知識を統合し、最適なアドバイスができる専門家です。FPは、単一の分野だけに限定される職業ではないため、時代や環境の変化にも強く、応用力に優れています。

また一人のお客さんの悩みが変わっていくことで一生寄り添っていける存在ということも多いいです。住宅相談⇒資産運用相談という流れは本当に良くあります。逆ももちろんあるようです。個人的には最初の相談は自分の強い専門性に特化し、その後オールマイティにアドバイスできるFPはビジネスがしやすいと思っています。

FPは自信を持てる職業

あなたのスキルには自信を持ってください。幅広い分野に対応できる能力があるということは、さまざまなシチュエーションで活躍できる可能性を秘めているということです。「つぶしがきく」というのは、あらゆる分野に柔軟に対応できるFPならではの強みです。

これはカンタンのようで、実はカンタンではありません。

他の業種を見渡しても、これほどの総合力が求められる仕事は多くありません。

新規集客、企画、営業、事務、既存顧客フォロー。これらが全部できるなんてスーパーパーソンです。

今の主流は人生により添えるFP

FPの役割は、単に金融知識を提供することだけではありません。クライアントの人生に寄り添い、多面的にサポートできるプロフェッショナルとして、あなたの存在は非常に価値があります。顧客に頼りにされる人間になることが大事です。

また、それができたらあなた自身の幸福度に繋がるのは間違いありません。誰かに必要とされる、尊敬してもらえるというのは人間が生きていくうえで最高のことであるということは多くの書物に書かれていることです。これまで培ってきた経験や知識を活かして、さらなる成長とクライアントへの貢献を目指していきましょう。

これからFPを志す方も、あなたの総合力がアップすることは間違いありません。

とても良い仕事の選択先だと思います。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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