セミワーケーションのすゝめ

コロナ禍で注目された働き方の一つにワーケーションという言葉がありますよね。

ワーケーションとは、「ワーク」と「バケーション」を組み合わせた造語のことです。

観光地やリゾート地でテレワークを活用し、働きながら休暇をとる過ごし方。

在宅勤務やレンタルオフィスでのテレワークとはちょっと違います。

働きながら休暇を取るとはプライベートと仕事をミックスさせる考え方とも言えますが、あなたはしたことがありますか?

私はさすがにリゾート地で...ということはないのですが、近い働き方を最近しています

その場所は、山です。

平日の日中に行くことが多いので、山を登っているときに限って仕事の電話が鳴ります。

嫌だなあ...と思いながらも電話に出ないとそれはそれで余計に気になってしまい電話に出ていました。

ところが最近はもう切り替えました。

「電話には出ないことに決めた!」ではなくて、電話に迷わず出ることにしました。

出る出ないかを迷うのがそもそもストレスだったのでそこで迷うのをやめたのです。

要件を聞けばメールかLINEでもいいじゃんと思いつつも、相手が電話でそれを伝えたいと思っているのであれば拒否する理由もないですよね。

オンとオフの切り替えどうしている?

私もオンとオフは明確に分けたいと思っていました。せめて、山を登る時くらいは。

以前はこの日は「休む!」と決めたらもうスマホも見ないし、機内モードにしちゃっているときもありました。

しかし、機内モードを解除したとたんに着信通知やLINE通知。

こんな時に限って急いで回答が欲しいというお客さんのメッセージをスルーしちゃったり...なんてことがあるとかえってストレス。

うーん、それだったらもう日によってオンとオフを分けることは別にいいやと思うようになりました。

そのかわりどうしたかというと、時間によってオンとオフを分けます。

例えば山登りをするときは早朝に山に入ることが多いのですが、さすがに早朝は誰も連絡してきません。

この時間は安心してオフモードに入れます。

そして平日の日中についてですが、自分自身が周りの人たちにお願いして仕事をいろいろ回している都合上シャットアウトするのは不可能なのでオンに戻ります。

とはいえ、オンになるのは相手から連絡が来た時だけ。

考えてみれば自分がオフな気持ちでいるかどうかなんて相手からしてみれば知ったこっちゃないし、相手としてはいち早く自分自身のタスクを完了したいだけです。

変に気を遣ってもらっても、仕事が円滑に動かなくなってかえってそのほうが疲れてしまいます。

自分がどうかよりも、自分の仕事のために動いてもらっている相手方や、自分を頼ってもらっているお客さんの気持ちを考えれば「今日はオフです!」というのはやっぱりないよねともう完全に割り切るようにしました。

そこでストレスマネージメント

つまりオンとオフかをこだわるよりも、自分自身がストレスを感じずにしっかりと仕事をこなす方法を考えることのほうが重要。

そこで私が最近いいなと思っているのは、セミワーケーション。

好きなことをしつつ、サクッと仕事もする。

観光地でもリゾートでも、自宅でもオフィスでもコワーキングスペースでもなくて、自分のお気に入りの場所で気分転換に仕事をするスタイル。

これが最近のお気に入りです。

元々はキャンピングカーを買った義兄から、自然の中の気持ちの良い場所に車を停めてmacbookを取り出して仕事をするのがかなり捗るよと聞いたのがきっかけです。

私はミニバンにNECのwindowsとちょっとおしゃれさに欠けるものの(笑)、いつもと環境を変えて自然の中にいるのは想像以上に気持ちの良いものです。

この方法はもちろんできる方が限られると思いますが、ポイントはいかにストレスを軽減した環境を作れるか。

現代社会は強烈なストレス社会ですから、ストレスマネージメントが仕事に及ぼすパフォーマンスは絶大な効果があります。

だから時間をかけて自分が快適に思う仕事のしかたを考える価値は高いと思います。

その効果があなたの収益に直結するのは断言できます。

ストレスが減ると前向きになれる

私は気分転換に環境を変えてオフを楽しんだり、オフでも一時的にオンに切り替えて仕事を最低限こなすことによってストレスがかなり減りました。

ストレスが溜まっている状態で最適なコンサルティングは不可能。

顔がこわばった状態から、リラックスして面談に挑める自分自身を作り上げることが顧客に向き合う姿勢として一番大事。

これは間違いないよねと感じます。

机上の空論の数字の豊かさではなくて、本当の豊かさとは何か?

そんなことをFPとして同時平行で考えるのは面白いし、いろいろ試してみたいですね。

ストレスが溜まったから安易に今流行っているヤクルト1000に頼るのだけはやめておこうと思います(笑)

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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