巷の"コピーライティング本”がダメな理由

石塚駿平

『集客できる文章を書きたい!』

あなたは、こう思ったことはありませんか?

自分で広告を作っても効果が
イマイチだったり、、、

ホームページからの問い合わせが
なかなか来なかったりすると、

"どうやったら集客できる
文章が書けるのか?"

と悩むことがあると思います。

そして、この悩みが出てくると、
多くの人が、

”コピーライティング”

の本を買ったり、ネットで
検索して情報を探し始めます。

そうすると、、、

『買わせる文章の書き方』

『3倍売れるコピーライティング』

『バカ売れキャッチコピーの作り方』

このような本や情報が見つかるはずです。

こういったモノが見つかり、
その内容を見てみると、

「おお、なるほど!
こうやって文章をかけばいいだ!」

と思うかもしれません。

実際に、その方法に従って
文章を書くのは難しくないでしょう。

でも、、、

これって非常に危険なこと、
知っていましたか?

テクニックの危険性

なぜ危険かと言うと、
そういった本や記事に書いて
ある方法というのは・・・

『テクニック論』

である場合が多いからです。

例えば・・・

・期限を付けて限定感を出すのが有効

・○○はまだするな!
というキャッチコピーが効果的

・数字を使って具体性を出すと良い

など、このような話が出てきます。

テクニック論というのはとても
わかりやすいので、こういった
モノを読んでいると、だんだん

『自分も書けるような気になってきた!』

と感じて気分が良くなる
かもしれませんが、、、

実は、こういったテクニックという
のはただの枝葉の部分なのです。

そして、本当に大事なことは
もっと別の所にあります。

ステーキの味付け

ステーキを想像してみて下さい。

ジューシーで柔らかいお肉が、
鉄板の上でジュージュー音を
立ててあなたを誘惑しています。

しかし、そのステーキに味付けとして

塩とコショウをたくさん振って、、

バーベキューソースをかけて、、

マスタードソースをかえて、、

バターをトッピングして、、

わさび醤油を付けて、、

おろしポン酢をかけて、、

マヨネーズがかかっていたら
どう思いますか?

・・・

めちゃくちゃマズそうですよね。

テクニック=スパイス

文章を書く上で、テクニック
というのは料理の味付けに使う
スパイスみたいなものです。

このスパイスは、上手く少量を
使えば料理をおいしくしてくれますが、
使いすぎると逆にマズくなります。

巷にあふれている情報というのは
こういったテクニック論が多いので、
そればっかり学んでいると、、、

あなたもスパイスが効き過ぎたマズい
料理を作るハメになってしまいます。

こういったテクニックというのは
誰にでも使いやすく、即効性があります。

なので、それに満足してしまい、
小手先のテクニックだけになって
しまう危険性があるのです。

見落としているポイント

ただ、こういったテクニック自体が
悪いと言っているわけではありません。

このブログでもたまにテクニックを
紹介することもありますし、
それらが有効なことは確かです。

それ自体は悪いことではないのですが、
テクニックに溺れて本質を見失って
しまうことは問題です。

枝葉だけを見てしまって、
肝心な木の幹や根っこの部分が
見えなくなってしまうからです。

では、文章を書くときの

“本質"

とは一体なんでしょうか?

文章の本質とは?

それは、

『見込み客への理解』

です。

あなたがお客さんになって
欲しいと思っている人は一体、

・どんな問題があるのか?

・どんな欲求を持っているのか?

・何をしてもらったら嬉しいのか?

こういったことを理解して、

『私はあなたの問題を解決できますよ』

と伝えて上げること。

これが本質的な部分です。

スパイスの例えで言うと
ステーキにあたるものですね。

これがしっかりとできていることが、
集客できる文章を作る上で
最も大事なポイントなのです。

ステーキの素材が素晴らしければ、
スパイスをたくさん使う
必要はありませんよね。

ちょっとひとつまみの塩と
コショウを振りかければ、
それだけで絶品の料理になるはずです。

テクニックに溺れてはいけない!

文章もそれと同じで、大事な
ものはテクニックではないのです。

だから、よくあるような

『買わせる文章の書き方』

『3倍売れるコピーライティング』

『バカ売れキャッチコピーの作り方』

だけを見て、文章の作り方がわかった
ような気になるのは危険なのです。

(最悪なのは“究極の”とか、
”未公開の”などの修飾語を使うことが
文章の書き方だと思ってしまうことです。

こういったのは完全に枝葉の
部分なので、本質的ではありません。)

お客さんのことを考えずに、
テクニックに走ってしまうと訳が
わからない文章になってしまいます。

これからあなたが、

『集客できる文章を書きたい!』

と考えているのなら、
このことを忘れないで下さい。

大事なのはメインの食材で、
スパイスはそのおいしさを
引き出す為の手段です。

決して、テクニックだけに
溺れないようにして下さいね。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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