積立NISAできっかけ作り

昆知宏

積立NISA申し込みましたか?

まとまったお金を運用している方は
NISAのままが良いかもしれませんが、

投資になじみのない、
いわゆる一般的な人ほど、
積立NISAはメリットがありますよね。

2018年1月に解禁される制度ですが、
あなたのビジネスにしっかり
取り込んでいますか?

私の専門は"住宅”ですが、
FPにNISAは基本的なことなので
きっかけ作りに活用しています。

具体的に言うと、
既コンサル者への声かけ、
紹介喚起です。

あくまでも制度を説明する程度ですが
独立系FPはまたとないビジネス
チャンスなのは言うまでもありません。

しかしいつも思うのは、

純粋にいい制度を説明し、
商品販売をしなくてもいい提案は、
本当にやりがいがあります。

響く声かけ

さて、今日は積立NISAに関しての
データを見てみたいと思います。

三菱UFJ投信が20-60代の1万人を
対象に行った積立NISAの認知度調査を
行いました。

その結果、積立NISAを知らない人は、
どれくらいだっと思いますか?

なんと、
なんと、

約80%だそうです。

正直、こんなもんだろうなと思いますよね。

これを見たときにあなたは
どう思いますか?

なんとも思いませんか?

積立NISAはいわばすべての人が
顧客対象層となります。

別にこれから家を買う予定の人で
なくてもいいし、

これから相続が発生する人で
なくても良いのです。

東京駅でインタビューをすれば、
かなりの割合でお客さんに
なりえるということです。

これってすごいことですよね。

しかも80%が知らないのだから、
市場としては大変面白いと
私は感じました。

アピールポイントを間違えない

あなたが積立NISAの魅力を伝えるとき、
なんて伝えますか?

私は非課税期間にメリットが
あると思っています。

あなたもそう思いませんか?

しかしこれをお客さんに始めに
伝えてしまったらそれはNGです。

なぜなら、

運用益に課税されることも、
一般の方は知りません。

ここの説明をスキップして、
いきなり非課税の話をしても

何を言っているのか、
意味がわからないのです。

「FP?なんかお金のことを
難しく言う人?

あ、むりむりー」

となってはいけません。

ではどういう切り口でいけば良いか?

先ほどの調査結果に答えがあります。

積立NISAの説明をした人が、
何を魅力に感じたのか?

の調査結果があるのです。

顧客目線に立って考えること

1位は、

《いつでも解約し引き出せること》

でした。

投資なのにいつでもやめられて、
保険のようにペナルティもないこと。

一番の”響くポイント"はここでした。

そのような自在性もありながら、

ここで初めて非課税の話をしたり、
金融庁の厳選した投資信託の話を
していくと理解が深まり、

やってみたい!

そもそも家計改善に取り組みたい!

となるのです。

これは積立NISAに限らず、
どのテーマでも共通する考え方です。

お客さんが魅力に感じる点を調査し、
どういう順番で話すかを
事前にしっかり考えてから行動する。

知識は豊富でも、

"ナンダカ、ムズカシイヤツ"

という烙印はFPにとって、
最も不名誉なことなのです。

※踏み込んだ提案のコンプライアンス
には十分にご注意ください。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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