「うーん、素晴らしい・・・!」
この前、とあるFPの話を聞いてそう思いました。
どんな話かと言うと、富裕層の集客方法についての話。
富裕層をターゲットにしたい人は多いですが、難易度は高いですよね。
簡単にお金持ちだけを集客できる方法はありません。
でも、そのFPの方はとても上手い方法を見つけていました。
マーケティングの専門家の目線から見て、唸らざるを得ない手法です。
もちろん、この記事で全てを公開することはできないのですが、エッセンスをお伝えしていきたいと思います。
何をやっているのか?
どのような方法を使っているかというと、
『とある貴金属の販売を行っている』
というものです。
※何を扱っているのかはここでは伏せます
???
ちょっとよくわからないですよね。
僕も初めて聞いた時は、
「何をそんな突拍子もないことを・・・」
を感じました。
これは、FP業務とはあまり関係がないからです。
その販売自体が目的ではない
しかし、もちろんその貴金属の販売単体で稼ごうをしている訳ではありません。
あくまで、これは入り口の商品なのです。
話を聞くと、その貴金属を扱う際には手数料などをコントロールできるので、市場に出回っているよりも安価で販売をすることができるそうです。
また、顧客が求めているものに柔軟に対応ができる体制を作っているとのことでした。
この情報を流すと、その条件を見たお金持ちの人が
「ぜひ売ってくれ!」
と集まってくるそうです。
大量に買う人もいれば、遠く離れた都道府県からもやってくる。
そのような状況が実現できていると教えてくれました。
最高の入り口
この話を聞いたとき、僕は
『富裕層向けの入り口の商品としては最高だな』
と感じました。
FPサービスを提供している訳ではないので、サービス内容の説明は必要ありません。
その商品には既に需要が存在しているので、条件が良ければお客さんが勝手に来ます。
また、貴金属をたくさん買うような人は、間違いなくお金を持っていますよね。
そういった人たちを満足させる商品を持っていれば、良い関係性を構築できます。
そうして信頼関係を獲得することができれば・・・
別の富裕層向けサービスを提案することができますよね。
見込み客が望むものを考える
という訳で、この手法は素晴らしいと感じました。
自分のビジネスの入り口を考える時に、
『一旦自分の提供したいことは忘れて、見込み客が望むものを考える』
ということは有用な方法です。
今回の例は、これがうまくはまっている事例と言えるでしょう。
多くの人は『自分の提供できるものは何か?』という枠の中で考えてしまいがちですが、その枠を取り外して自由な発想をすることで思わぬ有効打を見つけることができるかもしれません。
理想のお客さんを集めたいなら
という訳で、もしあなたが
『自分が望んでいるお客さんを集客できていない・・・』
と感じるのなら、一度この考え方を試してみてください。
自分が行っている相談やサービス内容を一旦隅に置いて、
『自分の見込み客が欲しいと思っているものはなにか?』
『自分がそれを提供することはできないか?』
ということは考えていくのです。
もしかすると、この考え方から現状を打開する思わぬ案が見つかるかも知れませんよ。