GoToトラベル、行きましたか?

昆知宏

GoToキャンペーンを利用して
旅行に行ってきました。

旅行に行ったと聞くと今は、
「むむ!?」と思う方も多いと思います。

私は対策をしていれば経済を回すことに
意味があると思っていてコロナ後初めて
旅行に行ってみたという感じです。

FPの方であれば経済を回すほうに重きを
置いている方がなんとなく多いようにも感じています。

しかし混雑が明確なところに行く気はなく
私は祝日+水曜日がお休みなので、

世間の連休の最終日に出発して、
平日の水曜日に1泊2日という混雑日程を
完全に外した行程にしました。

行先は新潟県の佐渡島という離島で
カーフェリー(船)もガラガラ。
島に着いてからもガラガラ。

どこへ行っても何かを待つということも
一切なしで”密”も全くなく、
コロナ対策も各所で徹底されていました。
(検温も数回ありました)

コロナ対策は万全で割引もあって
空いているとなればなかなか
悪くなかったです。

ストレスフリーで小旅行を楽しむことができました。

行ってみてわかるのは観光業が
経済の大きな割合をしめている箇所では
本当にこれは死活問題だと思ったことです。

経済と感染防止の両立というのは
ニュースを見ているだけではなく

自分自身で体感してみると
また違ったものが見えてきますね。

GoToキャンペーンの心理

で、実際行ってみてというか予約を
取る段階から面白いことに気付きました。

当初は安いところへ行ってさらに割引を受けて
リーズナブルに楽しんでこようかなと
思ったのですが、

ニュースでやっているような旅館格差と
呼ばれているものを自ら体感しました。

これは何かというと、

GoToでは高級ホテル・旅館は潤うが
低価格帯のところは厳しいという報道です。

ニュースを見ていると、

「ふーん、そうなんだ。」

くらいの感じでしたが自分が行動に移すと

「ああ、なるほど。」

となったのです。

楽天トラベルやじゃらんでホテルを見ると、
GoTo割引後の料金がズラッと
表示されます。

そうなると元々安いところがもっと
安くなるのも素敵なんですが、

普段高くて手を出さないだろうという
ところが普通の値段で泊まれるというのに
確かに気持ちが大きく揺らぎました。

お部屋に貸し切り露天風呂があり、
ホテルのグレードも高いところに結果泊り

家族4人で本来ならば50,000円のものが
30,000円ほどとなりました。

GoToキャンペーンを実際利用すると
ニュースで言われているように、

お値ごろのホテルをさらに安く泊まるというよりも、

いつもよりも高い価格帯のホテルを
お得に泊まりたいという気持ちに
なることが実際やってみて分かるのでした。

非日常の割引は響きまくる事実

これを受けて思ったことがあります。

それは元々高いものが割り引かれて、
現実的な価格帯に収まることに
思った以上に心を惹かれたことです。

旅行はせいぜい年に2,3回。

こんなペースでしょう。

そこまで頻繁に行くものではありません。

忙しい中時間を作って行くのですから
できれば楽しく快適に過ごしたい。

ハズレを引きたくない。

これは当然の心理です。

なので安すぎるところは避けがちだし、
高くてもいいと思われるものを選びたい。

こう思いますよね。

そこに割引まで来たらそれは文句なしに
そっちを選択します。

この”割引”が思った以上に、
購入するかどうかのスイッチを
自分は押されたので、

自分のビジネスにも生かせそうだなと思ったのです。

FPのコンサルなんて普通の人からすればそれこそ非日常。

コンサルティングを高額でやっている方は
何かの条件と引き換えに値引きの
オファーをかけるのは相当に有効でしょう。

例えばお客様の声やインタビューを
取らせてくれたら35%OFFとかもいいと思います。

安価のものが安くなっても魅力を感じにくい

一方で例えば初回面談3,000円なんかを
10%オフとかにしてもあまり心は動きません。

例えばGoToキャンペーンと同時に
今回の旅行では5%のお土産割引券をもらいました。

もちろんそれは嬉しくないわけでは
ないですがその割引券をもらったから
お土産をたくさん買おうとはなりませんよね。

安価の宿が割引かれても、
あまり人気がないのも同じ理論。

事実シルバーウィーク中も、
民宿やペンションは大量に空室がありました。

なので消費者の心には響かないのは事実で
ニュースで言っていた旅館格差は
事実として存在するのでしょう。

自分のビジネスに置き換えると、
私も地元ではそこそこ有名なカードを
提示すると初回相談料金を割り引くという
サービスをやっているのですが、
提示する人は年間1,2組です。

おそらく相談者の70%はそのカードを
持っているはずなのですが、
全く響いていないようです。

少なくてもその割引があるから
相談しようとは全くなっていないのが分かりますよね。

しかし高額なコンサルティングの場合は、
その割引があるからお願いしようという
発想はGoToの人間の行動心理を見ても
十分に予測することができます。

ということで私は、

”GOGOコンサルティングキャンペーン”

やってみようと思います。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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