「あの人、最悪でした。もうできれば関わりたくないですね。」
先日、相談者さんからこんな声がありました。
地域の中では有名なプランナーさんで、私の中でもいいイメージが多い人。
悪いイメージが一切なく仕事をソツなくこなせる人。
実際に私はそのプランナーさんとも会ったことがあり、悪いイメージなんて一切ありませんでした。
そういうこともあって、もし私が相談者さんにそのプランナーさんのことを聞かれたら「いい人ですよ。信頼できると思います。」
なんて言ってしまっていたかもしれません。
しかしイメージだけで決めるのは今後はやめようと思いました。
評価を求められても「知らないです」が無難ですね。
善意で高評価をしたことによってむしろ自分の評価が下がるという、意味の分からない結果になることは避けたいですよね。
なぜそのFPは低評価だったのか?
他の人を悪く言う話は、好きではないし、するつもりもないのですが、低評価の事実はどこから来たのか。
ここは気になりますよね。
結論を言うと、伝え方だったみたいなんですよね。
「なんか上から目線でなめられた感じがする。」
話をまとめるとこんな感じで、提案の内容は別に悪くないと思うんです。
しかしその伝え方が悪かったのか、愛がなかったのか。
そこに尽きるでしょう。
ただでさえ普通の人には難しいことや専門用語が多い中です。
説明を省略したり、知っていて当然みたいな話し方をされたら相談者的には腹が立ちますよね。
親身になって、愛を持って。
その技術がベテランになればなるほど、磨かれるのか。
それとも雑になっていくのか。
これは各々の考え方次第。
私も気を付けようと思いました。
書類さばきが汚い
もう一つ言っていたのが、書類さばきの話。
例えば住宅ローンや保険の設計・申し込みをするときって結構な書類な量になりますよね。
テーブルの上に、書類を広げていくと思います。
その書類がテーブルでぐちゃぐちゃになってしまって、提案が頭に入ってこなくなったと仰ってました。
これは私も共感できます。
情報量が多すぎたり、整理がされていなかったりするともう話を聞くのが嫌になってきます。
細かい数字を扱うのに、書類の扱いが雑だと「この人大丈夫かな?」と思います。
銀行員の方にもたまに書類さばきが汚い人がいます。
そういう人が例外なく、周りの人よりも仕事ができません。
性格的なところもあると思うのですが、私は書類さばきはかなり気を付けています。
というのも保険の同時申し込みや、住宅ローンの申し込みなどの場面で書類が散らかっているとただミスりやすい。
結果、相談者さんに迷惑をかけてしまうからです。
印鑑のもらい忘れとかは論外かと思うのですが、繰り返す人は繰り返すし、そうでない人はほぼしないミス。
事前の段取りは当然として、当日の書類さばきの話かと思うんです。
契約を美しくまとめる技術っていうのは日々鍛錬したいものです。
余計な失点を防ぐには?
プロ野球などのスポーツを見ていても、大量失点をするときは初歩ミスが原因なことが多いです。
一つのミスから大きく崩れていくというのは、やっている自分もしんどい。
やっぱりそれだったら日ごろから集中をしていくことが大事ですよね。
この仕事はどうしても同じことの繰り返し、似たようなことを連続して伝えることが多いです。
ですが、相手は同じではありません。
大切なお金の話をするべく、あなたをパートナーとして選んできているのです。
そこにガッカリな反応をしてしまっては、即座に相談にふさわしくない人という烙印を押されてしまいます。
忙しくて相談件数が許容量を超えると、対応が雑になり低評価をされる。
良くある話かと思います。
親身になって、愛をもって。
自分がそのパフォーマンスを維持できる限界を知らないと、評判は一気に崩れてしまうもの。
相談者さんにそんなことを教えてもらった感じがしました。