どこまでノウハウを無料公開する?

石塚駿平

『どこまでノウハウを無料で
出せばいいのかわからない』

これ、FPの口からよく出てくる言葉です。

ブログで情報発信をするにしても、
無料相談をするにしても、

『ノウハウを話してしまったら
それで満足してしまうのでその先に
繋がらないんじゃないか?』

と不安になり、なるべくノウハウを
出さないようにするFPは結構いたりします。

でも、この考え方を持っていると、
情報を出さないことでそもそも
存在に気付いてもらえなかったり・・・

相談をしても、

「具体的なことは何も教えてくれない人だな」

と思われてしまい、先に繋がらない
という可能性が高くなってしまうのです。

では、どうすればいいのか?

その解決策をお伝えしたいと思います。

もし、あなたも

『どこまでノウハウを無料で
出せばいいのかわからない』

と思い悩んでいるのなら、
この内容は必ず役に立ちますよ。

全て公開しちゃう

まず、ノウハウをどこまで
出すのかという話ですが、、、

理想は、

「できる限り役に立つノウハウは全て公開する」

というのものです。

もちろん、答えを出して
しまったらそれで終わりになって
しまうものは除いて構いません。

例えば、住宅購入コンサルをするにあたって、

「どこの建築会社が良いか教えて下さい」

という質問に対する答えは、
そっくりそのまま価値になりますね。

こういうのは除いて構いません。

しかし、その他のノウハウについては、

「できる限り全て公開する」

というのが正しいです。

え、なんで??

その理由は、ノウハウを先に出すことで

「この人は役に立つ情報を教えてくれる本当の専門家だ!」

「ここまで有益な情報を教えてくれるなら、間違いない!」

と思ってもらえるようになるからです。

でも、こんなことを言うと、

「じゃあ、どこでお金を取ればいいんですか?
ノウハウを公開したらもうお金を取る所が
なくなってしまうんじゃないですか?」

という反論が飛んでくるかもしれませんね。

もしあなたが同じようなことを
考えているのなら・・・

発想の転換をする必要があります。

新しい方程式をインストール

その発想とは何かと言うと、

『料金の対価 = ノウハウを教えること』

という方程式を崩すことです。

そして、新しい方程式をインストールします。

『料金の対価 = 実行を支援すること』

これができるようになると、

『ノウハウを出さないようにしよう』

というブレーキが外れます。

その結果、役に立つ情報を無料で
公開して興味を持ってもらったり、、、

無料の相談でも十分な価値を
提供して信頼を勝ち取ることが可能になります。

どういうこと?

でも、これだけだとちょっと
意味がわからないと思うので、
例を挙げましょう。

例えば、僕がホームページ作成の
仕事をする場合を考えてみましょう。

集客のできるホームページの
作り方は、ノウハウの一種ですね。

しかし、このノウハウを秘密にせずに、
例えばセミナーで公開すると、

『やり方はわかったけど、
自分で全部やるのは難しいから
お金を払ってやってもらいたい』

という反応が返ってきます。

これが、

『料金の対価 = 実行を支援すること』

という考え方をインストールした結果です。

ノウハウに価値があるからといって、
それを隠したままではこういう
結果には繋がらりません。

なので、ホームページの作り方の
ノウハウを全部秘密にする場合と
比べると結果的に売上げは上がるのです。

発想の転換をしてみては?

FPの相談でも同じで、
資産運用のノウハウを
包み隠さず公開したとします。

しかし、自分で実行するのが
難しいと感じたら、お金を払ってでも
サポートをしてもらいたいと思うものです。

ノウハウを惜しみなく公開して、

『確かにやり方はわかったけど、
自分だけじゃ難しそうだし結果も
任せた方が良さそうだから任せよう』

と思ってもらうのがポイントです。

これができれば、

『ノウハウを公開すること』

にブレーキがかからずに、良い循環が回り始めます。

もしあなたが、

『どこまでノウハウを無料で
出せばいいのかわからない』

と悩んでいるのなら、ぜひこの
考え方をインストールしてみて下さい。

そうすれば、新しいステージに進めますよ。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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