リスティング広告成功の秘訣

石塚駿平

今回は、リスティング広告の成功の秘訣

(特に検索結果に出るタイプのもの)についてお伝えしていきます。

 

まだ以前の記事をみていない場合は、

こちらのリスティング広告記事の一覧から

見る事ができるので、是非見て下さいね。

 

リスティング広告は、

使うのが難しいと思われがちです。

 

まぁ、正直「すごい簡単にできる!!」

というわけでは無いのですが・・・

 

やるべき基本的なことはある程度決まっているので、

その基本を押さえて運用を行うことが重要になってきます。

 

前回の記事(広告結果のランキングってどう決まるの?)では、

広告文が重要だということとその理由をお話ししました。

 

それに加えて、これからお伝えすることを理解し、

効率的にリスティング広告の運用ができるようになれば、

ネット集客を行う上で大きな武器になります。

 

反応率の高いページを作る

 

まず最初に、「反応率の高いページを作る」

ことが重要になってきます。

 

リスティング広告は、広告をクリックすると

設定しているページに飛ぶようになっています。

 

そもそも、リスティング広告の目的というのは、

申し込みを獲得することですよね。

 

そして、申し込みをしてもらうまでは

下のような流れになっています。

 

---------------------------------------------------------------------------

広告をクリックしてもらう

自分のページを見てもらう

申し込み(問い合わせ)をしてもらう

---------------------------------------------------------------------------

 

この流れを考えてみると、

 

---------------------------------------------------------------------------

自分のページを見てもらう

申し込み(問い合わせ)をしてもらう

---------------------------------------------------------------------------

 

ここを上手く繋ぐには、「自分のページを見た人」に

「申し込みをしたい」と思ってもらえることが必須になります。

 

せっかく自分のページを見てもらっても、

誰も申し込みをしなければ意味がありません。

 

なので、申し込みをしたいと思ってもらえるようなページ、

つまり「反応率の高いページ」を作る必要があるのです。

 

ここができていないと、せっかく多くのアクセスを集めて

たくさんの人に自分のページを見てもらっても、

全く成果に繋がらなくなってしまいます。

 

つまり、反応率の高いページがないと、

お金をドブに捨てるようなことになってしまうのです。

 

そして、特にリスティング広告の場合、

反応率の高いページを作る上で気を付ける事があります。

 

 

そのページだけで問い合わせ

したいと思わせる

 

 

リスティング広告を使う場合、

広告をクリックした後のページを見ただけで、

「申し込みをしたい」と思ってもらう必要があります。

 

クリックした後のページ以外のページを見ないでも

申し込みがしたくなる構成が必要になってくるということです。

 

どういうことか、説明しますね。

 

まず、リスティング広告には、

「リンク先のページを指定できる」というメリットがあります。

 

つまり、、、

 

・保険相談の広告をクリック → 保険相談のページ

・住宅購入相談の広告をクリック → 住宅購入相談のページ

・相続の広告をクリック → 相続のページ

 

というように、自由にどのページを

見てもらうかを設定できるんですね。

 

で、ここで重要なのは、

 

「リスティング広告をクリックする人は、

ある特定の目的を持っている」

 

ということです。

 

例えば、保険相談の広告をクリックした人は、

保険相談に興味があるから広告をクリックするわけです。

 

なので、その人に対しては、

 

「ここで保険相談をすれば、

これこれこういうメリットがあるので、相談してみませんか?」

 

と呼びかけるのが自然ですよね?

 

その人は、他の内容(住宅購入や相続)に興味がある訳ではなく、

保険相談に興味があるわけです。

 

なので他のページは見せずに、保険相談のページのみを

見せた方が問い合わせに繋がりやすいのです。

 

また、問い合わせに必要な情報も

1ページに盛り込んだ方が反応率は高くなります。

 

いちいち料金案内のページを見たり、

アクセス情報のページを見たりしないと

申し込みができない構成だと反応率は下がります。

 

なぜかというと、ページを移動している間に

他のことに興味が行き、最初の目的を忘れてしまう可能性があるからです。

 

インターネットを見ている人の集中力はとても低いので、

「何も考えないでも申し込みができる」構成を心がけましょう。

 

そうすることによって、リスティング広告から

得られる効果を高める事ができます。

 

正しいキーワードを選び、

質の良いアクセスを呼び込む

 

さて、反応率の高いページができたら、

次に設定するキーワードを考えていきます。

 

リスティング広告は、

 

「あるキーワードが検索された時に、自分の広告を出す事ができる」

 

という広告でしたね。

 

なので、「どのキーワードが検索された時に自分の広告を出すのか?」

ということをしっかりと考える必要があります。

 

また保険相談を例にして考えてみましょう。

 

あなたは、どんなキーワードで検索してくる人が

申し込みに繋がりやすいと思いますか?

 

色々とありますが、

まず「地名を含んだもの」がありますね。

 

「中野 保険相談」と検索している人は、

「中野で保険の相談ができるとこないかな〜」と

探している人ですよね。

 

そういった人が自分のページを見てくれたら、

申し込みに繋がりそうでしょうか?

 

繋がりそうですよね。

 

また、「FP」を含むキーワードも申し込み繋がりやすいです。

 

例えば、「保険相談 FP」と検索している人は、

「保険相談ができるFPはいないかな〜」

と探している人です。

 

これも、既にFPに相談をしたいと思っているので、

問い合わせに繋がりやすいですね。

 

このように、、、

 

「自分の所に相談をしたいと思っている人は、

どんなキーワードを検索するのか」

 

ということを考え、そのキーワードが検索されたら

自分の広告を表示させるように設定をすることが重要になります。

 

自分のサービスと全く関係のないキーワードを

登録しても意味がありません。

 

「東京ディズニーランド」と検索された時に

自分の広告を出しても意味が無いですよね。。。

 

保険相談のお客さんを集めたい場合は、

 

「保険の相談をしたいと思っている人は、

どんなキーワードで検索をするんだろう・・・」

 

と、その人の気持ちになって考え、

可能性のあるキーワードを登録していきましょう。

 

そうすることで、申し込みに繋がりやすい、

質の良いアクセスを集める事ができます。

 

 

競合の激しいキーワードは避ける

 

 

キーワードを設定する上で、

なるべく気をつけたいポイントは、

 

「競合の激しいキーワードを避ける」

ことです。

 

「競合の激しい」とは、言い換えると、

「みんなが検索する」キーワードです。

 

例えば、「住宅ローン借り換え」というキーワードは

競合の激しいキーワードです。

 

みんなが検索するキーワードですし、

大手の銀行が広告をたくさん出していますね。

 

こういったキーワードは、

ものっすっっっごいお金がかかります。

 

とりあえず低い順位(右下あたり)に

出しても、1クリックあたり300〜500円はするはずです。

 

1クリックで500円だったら、

お昼ごはんが食べれますね。。。

 

それがたった1回のクリックするだけで発生するわけです。

恐ろしいですね〜。

 

なので、そういった競合の

激しいキーワードを狙うのは避けましょう。

 

リスティング広告では、資本力のある大企業しか

戦えないようなキーワードもたくさんあります。

 

そこに飛び込むのは、戦車同士で戦っている所に

竹槍をもって挑むようなものです。

 

ではどうすればいいかというと、

「住宅ローン借り換え 相談」とか「住宅ローン 借り換え 比較」

など、検索数の比較的少ないキーワードを狙って行く戦略を取ります。

 

キーワード数を多くしたり、検索数が少ないキーワードを狙って行くと

1クリックあたりの料金が安くなるので、そこで勝負をしていきます。

 

こうすることで、かかる費用を抑えて

効率的な広告の運用をすることができます。

 

 

効果測定を行い改善をする

 

 

反応の高いページができて、

効果的なキーワードの設定ができたら、

リスティング広告を実際に運用をしていきます。

 

その中で大事なのは、

「一回設定しただけで満足し、ほったらかしてはいけない」

ということです。

 

リスティング広告のメリットの1つに、

「効果測定がしやすい」というものがあります。

 

どのキーワードが申し込みに繋がったとか、

どんな広告文が何パーセントの確率でクリックされたかがわかるので、

そのデータを元に改善をすることができるのです。

 

なので、より費用対効果が高い運用ができるよう、

継続的に改善をしていることが大事になってきます。

 

この時に、どの部分に特に注目して

改善をしていくかというと、、、

 

■キーワード

 

登録しているキーワード関連の設定を改善して行きます。

 

例えば、以下のような変更を行います。

 

・申し込みが入ったキーワードの入札価格を高くする

・申し込み入ったキーワードに関連するキーワードを追加する

・申し込みの入らないキーワードの入札単価を低くする

・申し込みの入らないキーワードを停止する

 

■広告文

 

広告文のクリック率は非常に大切な数字です。

 

なので、より良い広告文が見つかるまで

色々な広告文を試してみてみましょう。

 

といっても、使える時間の関係から

そんなにたくさんは試す事ができないと思うので、

よくクリックされる広告文に絞って改善を行う事をお勧めします。

 

■リンク先のページ(広告をクリックした先のページ)

 

もし十分なアクセスを集められているにも関わらず

申し込みが入らない場合は、リンク先ページの改善を考えます。

 

リンク先ページを改善する事によって、

今まで入らなかった申し込みが入るようになったりもするので、

この部分の改善も考えて行きましょう。

 

こういったところですね。。。

 

リスティング広告は、何度も改善を繰り返すことで

その高い効果を発揮できるようになります。

 

逆を言うと、最初のうちはテスト段階で、

色々と試してみる必要があるということですね。

 

今回はここまでになります。

 

盛りだくさんだったと思いますが、

リスティング広告を成功させる為のポイントをお伝えしました。

 

リスティング広告を運用する際には、

参考にしてみて下さい。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

関連記事