お盆が明けましたね。
オリンピックはまだ続いていますが、
もうそろそろお盆の気分が抜けて
通常運転という方も多いかもしれません。
(お盆期間中もずっと仕事を
している方には関係ないかも
しれませんが・・・)
にしても、今年のお盆は
めちゃくちゃ暑かったですね。。
僕はちょっと遠出して京都に
いく機会があったのですが、
さすがは京都。
噂に違わぬ暑さでした。
お昼に外を動き回ると
死にそうになりますね。
とある1つのお店で・・・
京都では神社やお寺を回って
いたのですが、本格的に京都を
訪れるのは中学校の修学旅行ぶり。
懐かしい気持ちになりましたし、
中学生の時とはまた違った
見方ができて面白かったです。
清水寺だったり金閣寺など、
定番のスポットから、最近
外国人に人気の伏見稲荷大社など、
色々な所に言ったのですが、、、
1つ、印象的な出来事がありました。
それは、清水寺に行った時のことです。
清水寺は有名な観光地なので、
きっと行ったことがあると思いますが、
あそこは坂になっていますよね。
お土産屋さんが立ち並んでいて、
そこを抜けると清水寺に到達する坂です。
当日は猛暑日でこの坂を上るのも精一杯でした。。
そして、暑さを避ける為にお店に
何回か入って涼んでいたのですが、
ある1つのお店であることに気付きました。
修学旅行と同じ店
それは何かというと、中学校の
修学旅行で行ったお店とまったく
同じお店に入っていたのです。
そこは八つ橋のお店だったのですが、
ラムネやチョコバナナ等の個性的な
味の八つ橋を売っていたので、
すぐ気付くことができました。
お店の中のレイアウトも変わって
いなかったので、中学生の時の
懐かしい思い出がよみがえってきます。
そのお店では八つ橋は買わなかった
のですが、あまりに暑かったので
かき氷を注文して食べました。
そして、そのお店に入った時は、
"偶然同じお店に入った"
と思っていたのですが・・・
ふと入り口の方を振り返って
見てみた時に、
「もしかしたら、これは
偶然じゃないのかもしれない・・・」
と思うことがあったのです。
店に入ったきっかけが・・・
なぜそう思ったのかというと、
お店に入り口で店員さんが
無料で冷たいお茶のサービスを
していたからです。
実は言うと、このお店に入った
きっかけは、このお茶の
サービスがあったからです。
外は猛暑。しかも坂を上がって
きたらか喉が渇いている。
そんなタイミングで冷たい
お茶のサービスがあったら、
飛びついてしまうのが人間ですよね。
そして、僕が中学生だったときも、
同じようにお茶のサービスを
していたことを思い出したのです。
さらに言うと、その当時は
そのお店で八つ橋を買った
ことも思い出しました。。
つまり、、、
僕はこのお店の
「無料のお茶のサービス」
によって、2回もお金を
落としていたことになります。
観光客向けのお店が数えきれない
ほどある京都で、こういうことが
起こるのはすごいと思いませんか?
マーケティングの基本
この出来事には、基本的な
マーケティングの学びが隠れています。
まず1つは、
「最初に相手の欲しがるものを提供する」
ということです。
暑い日なのに、いきなり主力
商品である八つ橋の試食を
オファーしたとしても、
食べてもらえる確率は低いです。
あれはあんまり暑い気温の
中では魅力的ではないですからね。。
そうではなくて、喉が渇いて
涼を求めている客に冷たい
お茶をオファーする。
そうすることによって、
興味を惹くことに成功しています。
そして実際に、そのお店には
観光客がごった返していました。
2つ目は、無料のオファーをすることです。
無料でお茶のサービスをすることで、
“返報性"
の効果を狙っています。
無料でものをもらったから、
何かものを買わないと申し訳ない。
こういった心理効果が期待できる為、
購買確率が他の店と比べて高くなっているはずです。
継続的に成果が出る原則
『相手が欲しがるものをまず提供する』
『無料のオファーを使う』
これは、マーケティングの勉強を
すればすぐに学ぶことができる
基本的な知識です。
しかし、基本的なことだから
といって軽視してはいけません。
なぜなら、今回お話をしたお店の
ように、10年以上も継続的に
成果が出る方法だからです。
この重要な原則。
どうやったら活用できるか
どうか、ぜひ考えてみて下さい。
その方法が見つかれば、継続的で
効果的な集客方法が確立できるかもしれません。