Zoomなどを使ったオンラインセミナーは、
かなり一般的に浸透してきましたよね。
コロナの影響もありますが、
コロナ後もこの傾向は続くと思います。
なぜなら・・・
・会場代がかからなくて経済的
・移動の手間がないので楽
・地方の人も参加しやすい
・みんな慣れたので運営がスムーズ
ということがわかったので、リアルの選択肢が戻ってきても
「オンラインの方がいいよね」
となるパターンが多いと考えられるからです。
実際にFPライズでもオンライン化を進めましたが、
もうずっとこのままで良いと思うようになりました。
そして、オンライン化をした時によく話題になることがあります。
それは・・・
「オンラインだと集中力が続かないから、セミナー時間は短くした方がいい」
というものです。
これについて、あなたはどう思いますか?
正しく聞こえる時間短縮論
確かに、セミナー時間を短くした方が良いというのは正しい考え方に聞こえます。
オンラインだとリアルな会場と違って、
メールのチェックをしたり、、
FacebookなどのSNSを見たり、、
自分の仕事をやったりしてしまう可能性があります。
集中力は、リアルなセミナーと比べると散漫になりがちでしょう。
なので、集中が切れないようにセミナーの時間をコンパクトにした方が良いというのは、至極真っ当な考え方だと思います。
セミナー時間を短くした結果・・・
しかし、この前とても面白いことがありました。
とある講座を開催している方の話です。
その方は、コロナの影響で講座の説明会をリアルからオンラインに切り替えました。
そして、オンラインに切り替える時に周りで同じようにオンラインセミナーをやっている人に話を聞くと、ほぼ全員が
『オンラインにしてからはセミナー時間を短くするようにした』
と言っていたそうです。
それにならって、オンライン用にセミナー時間を短くしたようでした。
そしたら、その結果・・・
申込率がガクッと下がった
説明から講座への申込率がガクッと下がったそうです。
僕はその話を聞いて、直感的にこう思って言いました。
「時間を短くして申込率が下がったのなら、時間を元通りにすればいいんじゃないですか?」
この提案を聞いたその方は、
「オンラインにしたら時間は短くしなきゃいけないと思っていたので、それは目から鱗ですね。やってみます。」
という風に素直に受け入れ、実行をしてくれました。
その結果は・・・
ガクッと下がった申し込み率が元に戻ったそうです。
短くしなければいけない訳ではない
この話から学べることは、
『オンラインだからといって、必ずしもセミナー時間を短くしなければいけないという訳ではない』
ということですね。
もちろん、長ければ良くて短いのがダメというという訳ではありません。
両方を実際に試してみて判断するべきです。
しかし、多くの人が当然だと思っている
『オンラインセミナーは短くした方が良い』
という考えは、鵜呑みにするべきではないと思います。
時間は本質ではない
これは、セミナーでもブログ記事でも本でもそうですが、
『興味が持てないものは短くても見る気はしないけど、面白いものだったら長くても見る』
というのが本質なのでしょう。
一番大切なのは時間ではなくて内容だということですね。
「オンラインだと集中力が続かないから、セミナー時間は短くした方がいい」
という考えには捉われ過ぎずに、きっちりとこの本質を見据えていきましょう。