他人の既存客リストを活用する集客法

石塚駿平

人の持っているリソースを活用して、

集客を行なうアイデアをお伝えします。

 

他の人が築き上げてきた信頼や

お客さんを上手く利用して、

自分の集客に繋げる方法です。

 

あ、“奪う"ってことではないですよ。

 

あくまで互いに良い関係を築きながら

集客に繋げていくという方法です。

 

本題に入る前に言っておきますが、

“他人のリソースを活用する”

方法はとても有効です。

 

特に、自分に十分なリソース

(既存の顧客や有望な見込み客リスト)

がない場合は、この可能性を模索すべきです。

 

なぜなら、自分で一から全てを

作っていくのは難しいですからね。

 

FPの場合は特にそうです。

 

ニュースレターへの寄稿

 

今回お伝えする方法は、

 

『他人が発行しているニュースレター

の一部を執筆させてもらう』

 

という方法です。

 

ここで言うニュースレターとは、

既存客に向けて月1回くらい送る

情報誌のようなものです。

 

マーケティングに理解のある経営者だったら、

ニュースレターを発行していることは多くあります。

 

業種は専門分野が違うFPでも、

全くの異業種でも構いません。

 

扱っているビジネスが自分と関連性が

あればいいですが、なくてもまあ大丈夫です。

 

大事なのは、そのニュースレターの

発行者と関係が作れるかどうかです。

 

でも、、

 

ここまで聞くと、

 

『何で他人のニュースレターを

書くのが集客に繋がるの??』

 

と疑問に感じると思いますので、

どう集客に繋げていくかをお伝えしていきますね。

 

ニュースレターの発行は面倒

 

まず注目すべき事実は、

"ニュースレターの発行はめんどくさい”

ということです。

 

やったことがある人はわかると思いますが、

 

『あ〜今月も送んなきゃ、でも時間がない』

『まあ、怒られる訳でもないから後でいいや』

『他の仕事が詰まっていて作業ができない』

 

という感じで、なかなか時間が

取れない場合がよくあります。

 

これは、どんな業種でも共通です。

 

こんな状態になっている所が多いので、

『代わりに一部を書いてあげましょうか?』

というアプローチは歓迎される

場合が多くあります。

 

つまり、他人の既存客へ情報発信を

行なう余地がここにあるのです。

 

また、記事の一部を書くというだけではなく、

発送作業を手伝ってあげるのも有効です。

 

作成の一部を引き受ける

 

ニュースレターの一部を書かせて

もらえることになったら、

しっかりと読者に役に立つ情報を提供します。

 

これを何回か行なっていくと、

ニュースレターの読者の中での

あなたの地位がだんだんできてきます。

 

 

つまり、この人は”○○の専門家なんだな”

という印象を持ってもらえる、ということです。

 

ここまで来たら、次の段階に進みます。

 

案内を同封する

 

ニュースレターの発行者にお願いして、

自分のサービスやセミナーの案内を

同封してもらいます。

 

ニュースレターに何かを同封するのは

コストも手間もそこまでかからないので、

提案としてとてもやりやすいのです。

 

それに、ここまでやってきたら

発行者との関係が出来ているはずなので、

そんなに難しいことではないでしょう。

 

そうすれば、読者からは

 

『信頼できる専門家から

役に立ちそうな案内が来た』

 

という風に受け取ってもらえます。

 

この時あなたは、

『全く見知らぬ人』ではなく、、、

 

『信頼できる人と関わりがある人』

であり、『○○の専門家』という

立場からアプローチをすることが可能です。

 

実際にやってみればわかりますが、、、

 

こういったアプローチは、

かなり高い反応を得られます。

 

横展開も可能

 

この形ができたら、あとは

記事の執筆と案内の同封を繰り返します。

 

そうすれば、集客に繋がりますね。

 

また、この方法の良い所は、

“他の所で全く同じ事をやっても大丈夫”

だということです。

 

ニュースレター読者がかぶることは

ほぼないので、全く同じ記事、同じ案内を

別の所でも使い回し出来ます。

 

例えば、発行部数が300部の整体院と、

200部の工務店、800部の歯医者と組めば、

1300人に効率的にアプローチができますね。

 

この方法は、月に何人かをセミナーに呼べれば

ビジネスが成り立つモデルを構築できていれば、

かなり有効な手法になるはずです。

 

以上が、ニュースレターの一部を

執筆して集客に繋げる方法です。

 

参考になりましたか?

 

P.S.
この方法を突き詰めていくと、

表向きは“ニュースレター代行業者”という形で

地域ビジネスの経営者にアプローチをし、

FPビジネスを組み立てることもできそうですね。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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