『残り1部屋です!!』
ホテルの予約サイトを見ていたら、
この言葉が赤文字で出てきました。
正直、その時は部屋を予約しよう
なんて微塵も思っていなかったのですが・・・
「うわ、、どうしよう。。
この部屋けっこう広いし、安いし、
もし満室になったらヤダな・・・」
と思って、ついつい予約ボタンを
クリックしてしまいました。。
実は、今年の9月の中旬に2週間
くらい時間を取ってイタリアと
スイスに家族旅行に行く予定があります。
両親が定年くらいの年で、
イタリアに行きたいと言っていたので
ガイドみたいな感じで一緒に行きます。
僕は大学のころにどちらの国も
行ったことがあったのですが、
また機会があれば行きたいと
思っていたのでかなり楽しみです。
(ちなみに、大学4年のころに
1ヶ月半くらいヨーロッパを
ふらふらしていた時期がありました。
あと、今年はこういった
休みをいくつか取る予定です。)
そこで、スイスのマッターホルンの
ふもとにあるツェルマットという
待ちのホテルを探していたのです。
スイスはホテルが高いのは
知っていたので、
「早めに見ておいた方がいいかな〜」
程度の気持ちだったのですが、
まんまと予約までしてしまいました・・・
希少性のパワー
マーケティングを勉強している
方にはすぐに、これは
『希少性』
の力が働いているとわかったはずです。
もちろん僕もわかっているのですが、
わかっていてもこの希少性の力に
大きな影響を受けてしまいます。
ホテルの予約サイトでは、
『残り1部屋です!!』
の表記の他にも、
『このホテルに条件が近い17軒が売り切れました! 』
『 過去17分間に予約がありました 』
『11 名の方が過去48時間にこのホテルを予約しました』
など、このような表記をいたる
ところで見ることができました。
こういったシステムを組むのは
お金がかかるのでしょうが・・・
きっと、かなり効果的な施策になっているはずです。
希少性を取り入れる
人は、希少性にはかなり弱いんですよね。
そして、その仕組みが分かったとしても
抗うことが難しいのが現実です。
『限定って言葉に弱いのよね〜』
と言いながら期間限定のスイーツを
頼む女子的なイメージがわかりやすいかもしれません。。
現に、僕もホテルの予約を入れてしまいました。
そして、この事実を受け止めて
あなたが考えなければいけないことがあります。
それは・・・
『この希少性の原理を自分の
ビジネスにも取り入れられないか』
ということです。
希少性の種類としては、
大きく分けて
・時間の限定
・個数の限定
の2種類があります。
この2つの限定を自分のビジネスに
使えないかを考えて欲しいと思います。
どう取り入れるか?
例えば、時間の限定だったら
『このセミナーは、○月○日までの
お申し込みとなっています』
『この価格でお受けできるのは、
○月○日までになっています』
というような形ですね。
時間の限定だったら、
『1人1人にしっかりと時間を使い
価値のあるサービスを提供したいので、
1ヶ月にお受けできるのは5人までです』
というような形で、
希少性を演出していくのです。
限定性を伝える時は、
『なぜその制限があるのか?』
という理由を明確に伝える必要があります。
ただ、何もない所に限定性を加える
ことはそんなに難しくありません。
上に挙げた5人までの定員というのも、
加えようとすれば簡単にできますよね。
限定性の追加はサービスの内容を
変更することなく簡単に反応率を
改善できるので、
できる限り取り入れていくのがお勧めです。
1つだけ注意点
ただ・・・
希少性の力を使う時には1つ
気を付けなければいけないことがあります。
これは、あまり他のマーケターは
教えてくれなかったりしますが、、、
『希少性を使いすぎると
質の悪いお客さんを惹き付ける』
ということを覚えておいて下さい。
もちろん、適度に使う分には
そこまで影響はありません。
ただ、例えば・・・
『あと○時間以内に申し込まないと一生後悔します!!』
みたいな感じで使ってしまうと、
マイナスのオーラをまとった変な人が
紛れ込んでくる可能性が高くなります。
なので、この希少性の力を使うときは、
『迷っている人の背中をポンと押してあげる』
ようなイメージで使えると良いですね。
そうすれば、あなたの価値をもっと
多くの人に伝えることができるようになります。