ヤフーニュースを見ていたら、
こんな記事がありました。
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博多ラーメンの一蘭、台湾店の
「ファストエントリー」で波紋
博多ラーメンの「一蘭」(福岡市)は
今月15日、台湾1号店(台北市)
のオープンを控えている。
台湾のラーメンファンによく
知られた店で、行列ができることが
予想されており、同店は9日、
専用のフェイスブックファンページで、
並ばずに食べたい人向けの
「ファストエントリー」
サービス導入を告知した。
これがネットユーザーの間で思わぬ波紋を呼んでいる。
同サービスは、おみやげ商品を
購入した顧客に限り、2人まで優先的に
席に案内してもらえるシステムで、
行列に並びたくない人や、おみやげを
買いたい人の便宜を図ったもの。
台湾では、6000台湾元(21800円)の
商品を買うとサービスが受けられる。
この発表に台湾のネットユーザーたちが騒然となった。
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簡単にまとめると、
「高い金を払えば並ばずに
済むとはどういうことか?」
ということで、賛否両論の
議論になっているみたいですね。
このサービスについて、
あなたはどう思いますか?
行列の絶えないラーメン店
一蘭というのは、有名な
博多ラーメンのお店ですね。
「味集中カウンター」
というのが有名で、例え2人で
入っても席の両隣に仕切りがあり、
会話ができないようになっています。
また、店員さんも基本的に
視界に入らないようになっており、
ラーメンを運ぶ時に顔から下が
ちょっと見えるくらいです。
「集中してラーメンを食べろ!」
ということですね。
こうやってラーメンを食べると、
なんだか特別おいしく感じる
ような気になってきます。
注文は席にある注文用紙に
記入する形になっており、
・麺の硬さ
・油の量
・味の濃さ
などが選べるようになっています。
また、博多ラーメンのでは定番の
替え玉も店員さんに声をかけずに
注文することができます。
こういった仕組みがあってか、
女性客にも人気なラーメン屋です。
また、最近では外国人の姿が目立ちますね。
渋谷や原宿など、観光地にある
一蘭は毎日のように行列ができて
いるのですが、よくよく見てみると
そのほとんどが外国人だったりします。
結構前に、ロサンゼルスから来た
女性2人組と飲み屋で話すことがあったのですが、
「一蘭がおいしかったら
日本に滞在中3回も行ったわ!」
と話してました。。
それだけ外国人には魅力的なんですね。
賛成か?反対か?
ちょっと話が逸れましたが、
本題に移りましょう。
一蘭が始めた、
「おみやげをたくさん買った人は
行列に並ばなくても済むサービス」
個人的には、賛成です。
このサービスというのは、
一言で言うと
「えこひいき」
ですよね。
たくさんお金を使った人は優遇される。
こういった仕組みは、大衆の目に
晒されるとたいてい批判の的になります。
でも・・・
ビジネス的に考えると、
これは非常に理にかなった仕組みです。
売上の大半を作るのは誰?
"お客様には「えこひいき」しなさい”
という本によると、お客さんを
・ファン客層(10%)
・得意客層(20%)
・浮遊客層(30%)
・使用客層(40%)
という4つの区分に分けると、
ファン客層(10%)が売り上げの
約半分を占めているそうです。
また、ファン客層(10%)と
得意客層(20%)を合わせると、
売り上げの75%にも昇るそうです。
(ちなみに、売上が均一の
場合は客数もしくは商品ラインナップが
少ないということを意味します)
つまり、一部のお客さんが
売上の大部分を作っている
ということになります。
それに、高い売上に繋がるお客さんというのは、
「付き合っていて楽な良いお客さん」
という場合が圧倒的に多いです。
なぜなら、あなたのことを信頼して
お金を払ってくれているからです。
あなたのお客さんの中にも、
そういった人は存在していますよね?
そういった人がどんどん増えて、
「信頼関係ができていて、
高い売上に繋がるお客さん」
に囲まれてビジネスができたら、
これほど楽なことはないと思いませんか?
あなたができる”えこひいき”は?
それを実現する方法が、
「えこひいき」
です。
高い売上に繋がる顧客や、
たくさん紹介をしてくれる人を優遇する。
例えば、そういったお客さんの
誕生日に特別なギフトを送るのも良いですね。
その人の好みに合わせて何か
プレゼントができると最高です。
また、お得意様向けのセミナーを
行なうのも良いでしょう。
そうすれば、さらに売上が上がる
確率や、紹介が起こる確率はアップするでしょう。
これは、新規のお客さんを追うよりも
大きなインパクトがあります。
さらに、これらのえこひいきを
“こっそりと”できると最高ですね。
そうすれば、批判が起こる心配もありません。
あなたは自分のお客さんをどうやって
“えこひいき"できそうですか?
自分のビジネスを安定させたいのならば、
ぜひ考えてみて下さいね。