プロとアマの違いって何?

昆知宏

先日の息子との会話。

「父さん、水泳今日行きたくない」

「なんで?」

「だって寒いから」

(確かに今日は雪が降っていて気温は0度。あまり行きたいと思う日ではない。)

「行くのがいやだったらべつにやめてもいいよ、お金ももったいないし、父さんも仕事行けるし」

「ちがう!それはやだ、今日は行きたくないだけ。」

「いいか、そんな感じで1回行かないとだんだんめんどうになって行かなくなる。

ほとんどみんなそうやってやめてしまう。

(実際同じ時期から始めた子は半分くらいやめている)

こういう時こそがんばって行けば、みんなよりできるようになる。

最後まで頑張った人が、一番速く泳げるようになる」

「...。(ちょっと何言ってるのかよくわからないんだけど)」

こんな感じで結局、水泳に行ったのですが、
終わると「楽しかったー!新しいことができたー!」という感じなのです。

する前は面倒なのは、気持ちはめっちゃ分かります。

ただそういう時こそ、頑張って継続することが
他の人との差になることは大人なら知っていますよね。

知っているけど、やらない。

知っているから、する。

今日はこの話です。

プロとアマチュアの違い

私は自分のことをプロだと思っています。

専門職として、お客様からお金を頂きながら暮らしているので
プロだと名乗って問題ないですよね。

じゃあ、プロとアマチュアの明確な違いって何って思いませんか?

先日読んでいた”習慣”の本にこんな記述がありました。

 

”プロはスケジュールを守る。アマチュアは生活に邪魔されてしまう。

プロが自分にとって大切かを知っていて、目的意識を持って取り組む。

アマチュアは生活で急用があると脱線してしまう。”

”プロはたとえ気分が良くなくても行動する。

楽しくはないかもしれないが、繰り返す方法を知っている。

(中略)

やりたくないトレーニングがたくさんあったが、やって後悔したことはない。

書きたくない記事がたくさんあったが、スケジュール通りに投稿して後悔したことはない。

リラックスしたい日がたくさんあったが、
自分にとって大切なことに取り組む努力をして後悔したことはない。

優れた人になる唯一の方法は、同じこと繰り返しに、いつまでも魅了される人のことだ”

※書籍ジェームズクリアー「Atomic Habits」より

 

これを読んで私は「めっちゃいいこと言ってるー!」その通りだ!と思ったのです。

そしてこれができる人ってそんなに多くないことをここまで私は生きてきて知っています。

シンプルに続けることができる、
楽しんで(過程は楽しくないことが多いけど)結果を出すことが
人生を充実させる大きな要素になることは間違いないと思います。

結果は放物線であり、上昇カーブに入った時がプロ

ただ何事もそうなのですが、始めてすぐってなかなか結果になりません。

やればやった分だけ、直線上に成果を上げることができれば
モチベーションが湧くのですが、成果が出るのは継続を重ねて後半分です。

つみたてNISAが実際に大きく育つタイミングや、
大学入試ずっとE判定だったのが直前で一気にB,A判定になるとか
そんなイメージです。

途中で心が折れそうになることがほとんどです。

結果が出る保証はもちろんありませんが、続けていなければ結果が出ることは100%ありません。

ここがミソですよね。

この上昇カーブに入るまでは時間がかかるので大抵の人が心が折れ、やめてしまう。

でもプロは最後まであきらめない。

結果ができるかどうかは知らないけど、続ける。

そうしたらいつの間にか、結果が出るようになってきている。

大人になった今であれば自分でそのあたりはコントロールできますが、
”子ども”はそういうことが分かりませんから大人がアシストする必要がありますよね。

”子ども”は”相談者”にも置き換えられると思います。

あなたを訪ねてきた人が、望む結果を出したいと思っているなら
行動に移し続けてもらうアプローチをとることはものすごく意味があります。

ゼロイチからのルーティンを同時並行

ゼロから立ち上げると、成長までは時間がかかります。

仕事以外でもそれは言えます。

例えば私は趣味で始めたカメラや登山に今年は時間をかけようと思っています。

もっと時間があれば栽培や作曲などもしたいのですが、ちょっと無理そうです。

カメラや登山は初心者の域をまだ全然出れていないので、
楽しいことは楽しいのですが、もっと楽しみ方に幅があるというか、
深いところまで理解すると、もっと楽しめるようになるのではないかとぼんやりと思っています。

このピントがもっと鮮明になってくると、
楽しみ方のプロになれるように思っていてちょっとワクワクしています。

極めていけばこのご時世、それを仕事の一部にすることも不可能ではありません。
(するかしないかは置いておいて)

趣味でもいいし、仕事の別事業についても同じ考え方ができます。

興味があったり可能性があることは、
少しでも早くアイデアを形にして継続して行動して学んでいけば将来の財産になるというか、
いろんなことができるという幸福感をもたらしてくれることは間違いありません。

方法はシンプルで興味をもったことをただただ続けていく。

やめようと思った時に、ひと踏ん張り、ふた踏ん張り。

最低3年はやってみる。

もし今やっていることで心が折れかかっている人がいたら、
そこは多くの人がやめてしまうタイミングであり、
あなたが弱いわけでもありません。

むしろそここそギアを入れるタイミングで
もう少ししたら楽しいことが待っているように思います。

あきらめずに一緒に頑張りましょう。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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