FP業務で忘れがちなNo.1は、これ

自宅オフィスより
執筆者:中西雅司

  

先日、1年以上ぶりに歯の検診を申し込みました。

行こう行こうと思っていても、痛みがなければつい忘れてしまう。

FPの仕事にも、同じように

「忘れがちだけど重要なこと」

があります。

これまで10年以上色んなFPの方の話を聞いてきて、忘れがちなものNo.1だと思います。

なんだと思いますか?

FP業務で忘れがちなものNo.1

答えは、

「顧客アンケート(=ホームページなどで“お客様の声”として活用するためのもの)」

です。

例えば、相談業務を実施した後や、セミナーを開催した後に記入いただくものです。

とても重要なものではありますが、やらなくても業務として成立してしまいますよね。

しかも、相談業務の場合、アンケートを依頼するタイミングが難しい。

なので、どうしても忘れてしまいやすい。

最初はやっていても、余裕がなくなってくるとやらなくなってしまうケースも見受けられます。

顧客アンケートが重要な理由

ですが、顧客アンケートは絶対に継続的に取っておいたほうが良いです。

なぜなら、ホームページ等に掲載することで、集客の数を増やしたり、集客の質の向上につなげたりできるからです。

最初は効果がわかりにくいですが、蓄積していくことで、集客が着実に楽になっていきます。

あるいは、仮に今は集客に困っていなかったとしても、集客を増やそうとした時に活用できます。

新サービスを作る時にも活用できます。

なので、顧客アンケートは、ぜひ継続的に記入を依頼して、増やしていってほしいのですが、、、

とはいえ、忘れがちになると思います。

なので、今日は、

「負担なく、顧客アンケートを忘れずにいただくコツ」

をお伝えできればと思います。

アンケートを忘れないコツ

そのコツは、

「必ずするアクションの前後に、習慣として入れ込むこと」

です。

例えば、歯磨き。

歯磨きは、ご飯を食べた後、寝る前、朝起きた後など、毎日必ずする行動に紐づいていますよね。

だから、よほどでない限り、忘れない。

しかも、無意識に自動的にやるので、心の負担もそんなにありませんよね。

これと同じような仕組みにしてしまえば、アンケートも忘れずに済みます。

具体的事例(セミナー)

例えば、セミナーの場合。

セミナースライドの最後にアンケートスライドを必ず入れるようにする。

そうすれば、スライドを作るという行動をしたら、「あ、アンケートも準備が必要だ」と、自動的に気づくことができます。

これはそんなに難しくないと思います。

具体的事例(相談)

相談の場合も同じように考えます。

これも、「必ずするアクションの前後に紐づけること」を考えます。

例えば、相談後に、必ず提案書等の資料をメールで送っているのであれば、そのメールのひな型にアンケートの依頼に関する文章を追記しておきます。

そうすれば、アンケートを必ず依頼する流れができあがります。

あるいは、

「提案書の最後のページにアンケートの依頼を必ず入れる」

というのも1つの方策になります。

提案書を順番に説明していき、最後にアンケートのページが出てきたら、忘れずに依頼できますよね。

他にも色々と方策はあると思いますが、ポイントは、「必ずするアクション」に紐づけるということです。

あなたの業務内容やアンケートを記入してほしいタイミング等に合わせて、「どのアクションに紐づけるか」を考えてみてください。

アンケートで優位に立てる

顧客アンケートは、ほとんどの人が忘れがちなものです。

ですが、逆に考えると、

「忘れずにやれば、それだけで優位に立てる」

ということでもあります。

ぜひ、何らかのアクションに紐づけて、負担なく、顧客の声が集まる仕組みを作ってみてください。

これができると、着実にあなたのビジネス発展のための資産が増えていきます。

これからもあなたの活躍を心から応援しています。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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