FP相談のお客さんの集め方は、
大きく分けて2つあります。
1つは、セミナーを開いてそこから
個別相談に誘導する方法。
もう1つは、ホームページなどから
直接相談案件を受けるする方法です。
この2つの方法があることで、
必ず出てくる疑問があります。
それは、、、
「どっちの方がいいの?」
という疑問です。
きっと、あなたも一度は思った事があるはずです。
どっちが効率的なの?
この2つの方法のどちかかが、
「こっちの方が費用対効果が高い!」
と決まっていれば楽なんですが・・・
残念ながら、そうはいきません。
なぜなら、扱っているサービスによって
どちらが効率的かは変わってくるからです。
そして、実際に試してみないと
判断がつけられないというのが現実です。
しかし、「どちらを使うのが効率的そうか?」
というのを見定めるポイントはいくつかあります。
そのポイントがわかっていれば、
ある程度の予想をすることは可能です。
なので、これからそのポイントに
ついてお伝えしていきますね。
1、信頼性がどれくらい必要か
強固な信頼関係が必要なサービスは、
セミナー開催の方が有利になります。
実際にその人の姿形を見て、
声を聞くのとそうでないのとでは信頼感が違います。
また、「先生」と見られることによって、
強固な信頼性を得る事ができます。
資産運用などは相手に対する信頼がとても大切なので、
強い信頼関係があると非常に有利です。
2、サービス内容はわかりやすいか
サービス内容がわかりやすいものは、
直接相談を取りやすいです。
逆に、わかりづらいものは直接ネット等から
問い合わせを獲得するのは至難の業です。
対面でしっかりと説明できた方が有利でしょう。
例えば、保険の見直しはわかりやすいですが、
ライフプラン作成サービスはわかりにくいですね。
このように、「サービス内容がわかりやすいかどうか」
は大事なポイントです。
3、料金はどれくらいか
サービス料金が高いかどうかも重要です。
ネットで「住宅購入相談が15万円です」
と言われたら、申し込む人はそういないでしょう。
高額のサービスであれば、
ネットよりも対面に持ち込んだ方が有利です。
逆に、低料金のサービスであれば
直接相談が見込みやすいです。
(ただ、安ければそれだけでOKという
わけではありませんのでご注意を・・・)
4、相手がどの程度知識を持っているか
相手が「そのサービスを使うことによって何が得られるのか」
を理解しているかどうかもポイントです。
もし理解していなかったら、
セミナーでしっかりと説明できた方が有利になります。
逆に、得られる結果を相手がわかっている場合は、
直接相談を狙っていきやすいです。
5、需要が顕在化しているか
相手が持っているニーズが顕在化しているのか、
それとも潜在的なものなのか?
これによっても適切なアプローチが変わります。
既に「この問題を解決したい!」と需要が
顕在化している場合は、直接相談が取りやすいです。
問題を解決したいと思っていない場合は、
セミナーを通して需要を喚起していった方が良いです。
相続で言えば、既に相続が発生して困っている人は
ネットでも問い合わせをしますが、
相続の問題が発生していなくて、特に困っていない人は
めったにネットで問い合わせをしません。
どちらが向いてそうですか?
まとめると、
セミナー集客に向いているサービスは・・・
■ 強い信頼性が必要
■ サービス内容が複雑・わかりにくい
■ 料金が高い
■ サービスに関する知識を相手が持っていない
■ 需要が顕在化していない
このような特性を持ったサービスです。
直接集客の方が向いているサービスは・・・
■ 強い信頼性が必要ない(ただ、信頼性は重要です)
■ サービス内容がわかりやすい
■ 料金が安い
■サービスに関する知識を相手が持っている
■ 需要が顕在化している
このようなサービスです。
こういった要素によって、セミナーと直接集客の
どちらが効率的かが変わってきます。
あなたが提供しているサービスは
どちらが向いているでしょうか?
正直、モノによっては判断するのは難しいですが・・・
非効率な方法でお客さんを集めようとしていないか、
一度確認してみても良いかと思います。