信頼できるFPの作り方

石塚駿平

今週はカナダ・デーという祝日がありました。

カナダの建国記念日ですね。

みんなお祭りムードで騒いでいて、
夜には湖上から花火が上がりました。

大きな花火が夜空に上がると

「フー!イェー!!」

と叫んでいる人が多く、外国っぽい感じでしたね。。

今年でカナダは152周年だそうです。

日本と比べるとかなり若い国ですね。

ところで、日本は今国としては何歳なのでしょうか?

はるかに長い歴史

気になったので調べて見た所、
紀元前660年2月11日が建国年月日のようです。

ということは、今で言うと2679歳ですね。

カナダやアメリカ等と比べると、
はるかに長い歴史を持っているということになります。

しかし・・・

この事実というのは、なかなか意識しないですよね。

2月11日に、日本人全員が一体になって祝うということはありません。

歴史や文化的な背景が違うのが大きな理由かと思いますが、
カナダと日本では違うなと感じました。

こういったイベントがあると、
その国の歴史に関して身近に感じるというか、
意識する機会が増えることになりますね。

FP個人の歴史

ここで、話を国レベルから一気に個人に移しましょう。

FPの場合、

「FPとして活動をしてきた経験」

が長いほど、信頼性という観点では有利になりますよね。

「独立して1ヶ月の新人FPです!」

という人よりも、

「10年の経験があるFPです」

という人の方が、多くの相談者が集まるでしょう。

しかし、FPとしての経験年数がそのまま信頼性に反映されるかというと、そうではありません。

なぜかというと、

『しっかりと意識してもらわないと伝わらない』

からです。

その場の感覚だけではわからない

もちろん、実際に経験豊富なFPと話した時、経験値の多さを肌で感じることはあるでしょう。

しかし、それはあくまで感覚的なものです。

「自分は経験があるから、話せばお客さんはわかってくれるだろう」

とお客さんに頼ってしまうのは得策ではありません。

それに、実際に会わないと伝わらないですよね。

では、何をすればいいのか?

ということですが、、、

あなたがすべきなのは、

『自分の実績をわかりやすい形で伝える努力』

です。

どうやって実績を伝えるのか?

自分がこれまで積み上げてきた歴史を、
一般の人にもわかるように提示をしていくのです。

例えば、雑誌に記事を書いたら

『〇〇4月号に、●●というテーマで記事を書きました』

と、実際に該当ページのスキャン画像と共にホームページに掲載する。

もしくは、事務所にその雑誌を置いたり切り抜きを提示する。

セミナーで講師を務めたら必ず写真を取り、

『〇〇セミナーを行いました』

とその写真とともに掲載する。

こういった形で、わかりやすく提示をしていきます。

事例を積み上げる方法

また、今までの相談事例を提示するというのも良いアイデアです。

個人情報には配慮する必要がありますが、

『こういう悩みを持っている人が来て、
こういうアドバイスをしたらこんな風に良くなりました』

という事例が数え切れないほどホームページに積み上がっていたらどうでしょうか?

もしくは、

「私に相談をしてくれた方に、サービスの感想を聞いたインタビュー記事です」

と言って、顧客インタビューを印刷したものを複数渡すことができたらどうでしょうか?

お客さんは、あなたが今まで積み上げてきたものをわかりやすい形で理解でき、

「この人は実績があって信頼できるFPなんだ」

と思ってもらる可能性が高くなります。

見せ方で印象は変わる

自分が積み上げてきた経験や実績というのは、

『わかりやすい形で見せらているかどうか』

でお客さんに与える印象は大きく変わります。

全く意識せずにずーっと長い間FPをやっている人より、
この見せ方を意識して活動をしてきたFPの方が、
たとえ経験年数が短くても与えられる信頼感は大きいです。

つまり、意識するかどうかで大きな違いが生まれるということです。

あなたは、今ままでの実績をわかりやすい形で伝えることができていますか?

もしできていなかったとしても、まだ全然遅くありません。

今からでも、自分の実績をわかりやすく伝えられるような体制を作っていきましょう。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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