つくばの自宅より
執筆者:石塚 駿平
最近、AI分野でのグーグルの追い上げがすごいですね。
Gemini3の発表によって、
「ChatGPTに追いつき追い越した」
とまで言われているようです。
一時期は、チャットGPTによって検索の機会が減るのでグーグルの検索エンジンが使われなくなる、という危機感があったのですが、見事に挽回したみたいですね。
世界のトップ企業が、ここまでのスピード感で新しいテクノロジーを開発、導入できるというのは驚きです。
日本の大企業では考えられないですね。
それほどグーグルには大きな危機感があったのでしょう。
僕も少し前から、グーグルが提供している『NotebookLM』というサービスを使っているのですが、無料で使えるにも関わらず、ものすごく高機能で重宝しています。
NotebookLMとは?
NotebookLMは、PDFや音声を読み込ませることで、その情報をわかりやすい形にまとめてくれるサービスです。
個人的には、ビジネス系のYoutube動画のリンクを貼り付けて、内容のまとめをマインドマップで出力をするという使い方をよくしています。
「内容は気になるけど、いちいち全部見るのも面倒だな・・・」
という時に、内容をまとめてくれるのは時短にもなりとても便利です。
しかも、英語の動画でも日本語にしてくれるので、長いインタビューとかを理解するにはものすごい役立っています。
言語の壁を超えられるというのは、AIならではのメリットですよね。
ボタン一つで色々と生成できる
あとは、NotebookLMには資料や音声を読み込ませて動画にする機能もあります。
例えば、長い論文を読み込ませてわかりやすい解説動画を作ることも可能です。
実際に動画を出力してみると、ボタン一つでAIがかなり高いクオリティの動画を作ってきて驚きました。
『大量の情報を読み込ませて整理する』
ということは、AIの得意分野なのでこれからも利用が広がっていくでしょう。
そして最近、AIを活用している人の界隈で話題になっている機能として、
『インフォグラフィックを生成する』
というものがあります。
インフォグラフィックというのは、文字や数字だけでは伝わりにくい情報を、イラスト、グラフ、表、アイコンなどを使って視覚的に分かりやすく表現する手法です。
この機能が、NotebookLMとNano Banana(グーグルの画像生成AI)が連携したことで、ものすごい話題になっているようです。
ものの数分で驚きの資料が完成
実物に関しては、『NotebookLM インフォグラフィック』で検索をしたり、Youtube動画を見たりすることをおすすめします。
簡単にいうと、
『複雑で大量の情報を、絵や図を使ってわかりやすくまとめる』
ということをやってくれるのです。
人間がやると何時間もかかってしまう作業を、ものの数分でやってのけるので驚きますよ。
FPがセミナーで使う資料なんかもこれで作れるかもしれませんね。
また、NotebookLMには直接的にスライド資料を作成する機能もあります。
僕も使ってみたいのですが、インフォグラフィックとスライド資料の作成機能は人気すぎるのか一時的に使えなくなっているみたいですね・・・
AIで簡単にスライド資料を作れる時代
何はともあれ、
『AIの力を借りればセミナーのスライド資料が簡単にできる』
という時代はもうすでに到来したようです。
スライド資料を作る機会が多いFPにとって、これは朗報ですよね。
もし自分が喋ったセミナーの音声データがあれば、それを元に資料をAIに作ってもらうこともできそうです。
もしくは、PDFデータをボンボン投げ込んで、
「〇〇というテーマでセミナーをしたんだけど、スライド資料を作って」
ということも可能なので、こういった使い方ができると便利ですね。
あとは、顧客向けの提案内容を音声に収録して、それを元に提案資料を作ったりするのも良さそうです。
色んな可能性がありますし、使いこなせば業務効率が爆上がりすること間違いなしなので、ぜひ使ってみてください。
この時代の波に乗り遅れないでいきましょう!
追伸:
最近、AIで作った提案資料を活用して月額15万円の顧問契約を獲得した事例がこのプロジェクトで出ました。
参加者コミュニティの中では、そのような貴重な事例も共有されています。
https://fprise.com/hojin-komonfp_pre/