ソーシャルメディアを過信するな!

昆知宏

それってどうなの?

あなたの周りにもいろいろ
このように思うことありませんか。

今日のお話は、
個人的にはマズイ気がする。

というものです。

先日とある工務店の方から、
集客についてのこんな話がありました。

なんでも・・・

「お金がかかるDMをやめて、
LINEに移行しているんですよ。

今ってほとんど人が、
LINEやってるでしょ。

だからこれに登録してもらった人は
順次DM送付リストから外して
経費を削減しています。

めっちゃ効率よくないですか。」

というのです。

あなたはこれを聞いてどう思いました?

私は真っ先に

“これって危険!!”

って思いました。

上手くいってるものを変えるな!

DMを完全にやめるのならまだしも、
結局LINEのリストを取れてない
新規顧客にはDMを送ります。

したがって、
一番の手間とコストになる

“DM作成費用”は変わりなく発生します。

ということはよく考えてみると、
LINE登録してくれた

100組の送料とその手間賃が
削減できるくらいですから、

実質の削減コストなんてせいぜい
2~3万円といったところでしょう。

DMを見て来てくれた顧客に
対してLINE登録を促すのは

全然OKという見解は共通ですが
DM集客に成功した顧客に対して、

次回その成功事例であった
DMを送らないというのは

あまりにももったいないのでは?
と思いました。

集客がうまくいくと、
もっと効率化できないか?と

考えるのはよくあることなのですが、
これは目の前の大きなものを

逃してしまう典型的なケースで
あるような気がしてなりません。

あなたはどう思いますか?

SNSが安あがりと思ったら危険

SNS活用の間違いとしては、
SNSは安く済むと考える
ところにもあります。

友達や知人にイベントや投稿を
シェアしてもらうのは、

お金もかからずにある程度は
効果的ですが、

これ、何度も何度もお願いできませんよね。

自分だったらかなりウザいと
思っちゃいます。

最初の1回くらいは人によっては
協力しますが、2回目、3回目と
なるとたぶん無視しちゃいます。

友人や知人との連絡用のLINE
なら全然OKですが、

ショップ系のラインは頻繁に
来ると私はウザいと感じます。

ショップ系のラインに関わらず、
グループラインで他の人たちが

盛り上がっている内容を
バンバンプッシュ通知されても、
実際困ります。

これって、私の心が狭いだけでしょうか。

きっと違いますよね。

あなたもそう思うはずです。

LINEはこのように、
プライベートの通信から何から
頻繁にプッシュ通知がきます。

したがって情報が軽く、
告知を見ても10分もすれば
忘れてしまうと思うのです。

とうことは、案内も見ない可能性が
高いです。

これだとイベント告知として
効果があるのだろうかと
やっぱり疑問です。

石塚さんも私もSNSを活用して
集客を行っていますが、

これって広告費を浮かせようと
思っているのではありません。

むしろ広告費のほとんどを
SNSに投下しています。

つまりSNSを使用する目的が
広告費の節約という発想であると
ほとんど成果が出せないのです。

大丈夫!もっと集客できる

では今回の正解は何なのでしょう。

私は、DMはDMでそのまま
送り続けて、

LINE登録してくれた人には
LINEも送る。

両方やればいいと思うのです。

LINEでなんとなく見た情報を
DMという紙媒体で詳細に

確認することができるし、
その反対のDMでちらっと

見た情報をLINEで再度
思い出してもらうこともできます。

人はついつい飽きがきて
新しいことをやってみたくなるもの。

だから既にうまくいってるものも
変えてしまおうとしている
自分がいたらそれは要注意!

集客もマーケティングも地味で、
コツコツ結果が出ることを
繰り返すことが一番大事。

新しいことは今のモデルを
維持しながら試行錯誤で
試していけば良いのです。

変に小銭を浮かそうと思っては
いけません。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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