失敗しないFP3大業務の取り組み方

自宅オフィスより
執筆者:中西雅司

   

FPの三大業務とされているものとして、

「相談、執筆、講演」

がありますよね。

どれも、とても重要な仕事だと思います。

ですが、1つ知っておいてほしいことがあります。

それは、、、

「必ずしも、この3つで、バランスよく稼ぐ必要はない」

ということです。

なぜなら、バランスよくやろうとすると、力が分散してしまい、非効率になることが多いからです。

苦手分野は時間がかかる

もちろん、相談、執筆、講演のすべてが得意な方であれば、バランスよく取り組んでも問題ありません。

ですが、多くの場合、全部得意ということはないと思います。

人前で話すのが極端に苦手な方もいれば、逆に話すのは得意でも、文章を書くのが苦手な方もいます。

また、1対1の相談業務は得意だけど、講演や執筆はあまり得意ではないという方もいるはずです。

このように、それぞれに得意・不得意がある中で、すべてをバランスよくやろうとすると、どうしても負担が大きくなります。

特に苦手な分野は、力が伸びるまでに時間がかかるため、結果として収益化まで遠回りになりやすいです。

ですので、3つを均等に伸ばそうとするのではなく、得意分野に資源を集中するほうが、現実的な戦略と言えます。

私自身の失敗経験

今日の話は、以前の私自身がまさに同じ状態で、しばらく失敗していたからこそ、お伝えしておきたいと思った内容です。

私が独立したのは2013年で、もう13年前。

当時、

「相談・講師・執筆、すべてできる必要があるのではないか」

と、なんとなく考えていました。

ですが現実の私は、

・人前で話すのは苦手
・相談は未経験
・執筆も特別、得意ではない

という状態でした。

そんな状況の中で、「どれから力を入れていくべきか」が明確になっておらず、なんとなくすべての力を伸ばそうとしていました。

相談に集中と決めた

ただ、冷静に考えると、相談ですら知識や経験が全く足りない状態です。

その中で、講師や執筆の力まで同時に伸ばそうとするのは、正直無理がありました。

結果として、どれも中途半端で、力が伸びない状態になっていました。

ですが、あるときから、

「まずは相談に力を集中する」

と決めました。

それから、うまく仕事が流れていくようになり、売上もどんどん伸びていきました。

自分に合わせて比重を変える

FPは、それぞれ

・得意なこと
・やりたいこと
・これまでの経験

が異なりますよね。

ですので、3つすべてを同じように伸ばそうとするのではなく、自分の能力や方向性に合わせて、比重を変えることが重要です。

例えば、人前で話すことが得意な方であれば、講演やセミナーを中心に活動し、そこから相談につなげていくという形を作ることができます。

一方で、文章を書くことが得意な方であれば、執筆や情報発信を軸にしながら、信頼関係を築いていくというやり方もあるでしょう。

相談だけでも稼げますし、執筆やセミナーや講演だけで稼ぐという方法もあります。

自分の強みを明確にする

大切なのは、「どれが正解か」ではなく、「自分に合った形で設計すること」です。

なんとなくすべてを頑張るのではなく、意図を持って力の入れどころを決める。

それだけで、成果の出方は大きく変わってきます。

もし今、「どれも大事だと思っているけれど、何に力を入れるべきか迷っている」という方は、一度立ち止まって、

「自分は何が得意なのか」

「どの分野で勝負していきたいのか」

を整理してみてください。

そこが明確になるだけで、進み方は大きく変わってきます。

「なんとなくバランス型」だけは、避けるようにしてみてください。

中西雅司
大手生命保険会社に約8年勤務後、2013年にファイナンシャルプランナーとして独立。これまで40万件以上のクレームを見てきた経験から、保険適正化コンサルタントとして活動をする。現在はFPのための経営コンサルタントとして、FPの育成にも力を入れており、『保険の販売手数料に頼らなくても、FPが活躍できる業界を作る』という想いの実現に向け日々邁進している。

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