東京の祭りに参加する人の正体

石塚駿平

この前、今住んでいる所の
地域のお祭りに参加してきました。

住んでいる所の2丁目のお祭り
だったので、小さい規模のお祭りです。

しかし、小さいながらも
活気に溢れていました。

東京の都心部でもこういった
小さい祭りがまだ残ってるんですね。

そして、このお祭りは
誰でも参加できる感じだったので、
僕も御神輿を担いでみました。

こどもの頃の地域の祭りは
大きい山車を引っ張るタイプ
だったので神輿を担ぐのは初めてです。

そして実感したんですが、、、

・・・神輿って重いんですね。

肩が痛い・・・

写真ではわからないと思いますが、
僕は身長が高い(186cm)なので、
みんなと肩の高さが合いません。

なので、膝を曲げて神輿を
担ぐのですが、、、

足はキツくて神輿も
重くて大変でした・・・

翌日は肩が赤くなって、
リュックを背負うと
痛みを感じたくらいです。

でも、みんなではっぴを着て祭り
に参加するのはいいものですね。

そして1つ、その祭りに参加した
人に聞いたことでちょっと
驚くことがありました。

参加者の割合について

それは、神輿を担いでいる人のうち
本当にその地域に住んでいる人は
5分の1くらいだということです。

それ以外は、簡単に言うと

『祭りが好きな人』

だそうです。

他の地域に住んでいるけど、
祭りや神輿を担ぐのが好きだから
参加する、という訳ですね。

僕が話した女性の方も、今年は
靖国神社と他に2つくらい東京の
祭りに参加したと言っていました。

祭りに参加するのはその地域の
人だけだと思っていたので、
ちょっと衝撃ですね。

東京ならではの現象なのでしょうか。。

ファンが支えているという事実

何はともあれ、この祭りを
本当に支えているのは、

『祭りの熱狂的なファン』

ということになりますね。

この人たちがいることで祭りが
盛り上がり、神輿の担ぎ手にも
困らないということになります。

そして、この事実はビジネスにも
そっくりそのまま当てはまります。

ファンの持つ影響力

経営の神様ドラッカーは、会社の
売上の8割は何回もお金を払って
くれるファンから生まれると言います。

そして、これは自然の摂理のような
もので、事業を長く続けていると
必ずそのような分布になります。

つまり、もしあなたが駆け出しで
無い限り、あなたのお客さんの中にも、

"売上げに大きく貢献してくれるファン層"

が存在していることになります。

※商品やサービスが単一の場合は
顧客単価はあまり変わりませんが、
潜在的にはこういう分布になります。

このファン層というのは、
あなたのことが好きな人です。

そして、他の人よりも
多くのお金を払ってくれます。

きっと、あなたの頭の中にも
思い浮かぶ人がいると思います。

しかし、このファン層をどう扱うか
という戦略を持っている人はいません。

お金を生み出してくれる源泉が
あるのに、他の人と同様に扱って
しまっている場合が多いのです。

”特別扱い”の戦略はありますか?

ファンの人たちと言うのは、
あなたのサービスの為なら
喜んでお金を払ってくれます。

そして、あなたがその対価として
価値を提供することで、さらに
強固な関係を作る事が可能です。

この人たちを相手にした方が、
ビジネスを成功させるのは簡単ですよね。

だからこそ、

『ファンの人たちにサービスを
提供する機会を増やし、より多くの
収益が生まれるようにする仕組み』

がある方が、効率的に売り上げを
アップさせることができるのです。

全体を均一に扱うのではなく、
特別扱いをする戦略は有効です。

百貨店が良い例です。

一定以上の買い物をする人には、
外商と呼ばれる人が付きますよね。

外商が付く事で、よいきめ細やかな
サービスが提供され、顧客単価が
さらに高いものになります。

もしあなたの全体の戦略の中にまだ
この考え方が入っていないのなら・・・

取り入れられないかどうかを
ぜひ考えてみてく下さい。

上手く行けば、新規集客をせずに
売上げを大幅に上げることが
できるかもしれません。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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