先日、住宅FPマスター講座に
参加いただいた受講生の方から
一通のメールが入りました。
何だろう?
と思って読んでいると、
コンサルティング契約を
結んだにも関わらず、
お客さんから契約解除の申し出が
あったとうことです。
揉めたりしたわけでないそうですが、
どうもお客さんが思っていたものと
内容が違ったみたいで、
解除通告があったようです。
あなたのお客さんから、
契約解除と言われると、
どうですか?
ドキッとしますよね。
私もこれまで数件契約解除の
申し出を受けたことがあります。
その時はショックでしたが、
今は気にしないようにしています。
「なんだ、反省もしないのか?」
と思われる方もいるかと思いますが、
多少の振り返りは行いますが、
基本的には反省しません。
どうしてかと思いますか?
多くのFPが間違う改善策
単純な話、契約解除の申し出は
確率にして3%以下だからです。
1年して1件あるかないか、
それ以外は問題なく顧客満足度も
高い状態でゴールしているとなれば、
イレギュラーの1件に、
方針を引っ張られてはいけない。
と感覚的に知ったからです。
確率的にどうしても発生する事柄は、
そういうものだと思って受け流すのが
ベターなのです。
しかし、
実際はこの手の申し出は結構、
メンタル的に”くる”ので、
二度とそういうことを起こさないように、
あれこれ考えてしまいます。
そして97%以上の顧客に上手くいって
いたことまでも変えてしまい、
守りの提案に入ってしまいます。
そうなるとどうでしょうか。
ふわっとした提案や、
キレのない提案になってしまい、
顧客の満足度は下がり、
負のスパイラルに入ります。
みんなに好かれなくてOK
これは自己啓発書やビジネス書に
よーく、よーく書いてあることですが、
万人に好かれようとしたら、
私たちのスモールビジネスは
もはや需要なしとなります。
ひとつの大きなクレームや、
長く仕事をしていると、
どうしても安定志向に収縮して
しまいますが、
そう思った今こそ、
もっと他の人ができない
自分だけの価値を追求するときです。
その追求を繰り返すことこそが、
この仕事を長く、
モチベーションをもって続けられる
コツとなるわけです。
ネガティブな反応はしっかり
受け止めてから受け流し、
ポジティブな反応は、
徹底リサーチしてもっともっと、
良い反応を頂くには
どうすればいいのか??
に全エネルギーを注入してください。
さあ、一人でも多くの笑顔を
というわけであなたがこの手の
問題に直面した場合にすべきことは、
クヨクヨ悩まずに、
一人でも多くの顧客を笑顔にする
提案をもっともっと行うことです。
ネガティブなことを考えている時間
など1秒たりともありません。
あなたの周りにネガティブな方を
受け止めがちな人がいたら、
ぜひこの考え方を教えてください。
スッと心が晴れやかになるはずです。
PS
今回の契約解除の申し出は、
集客経路は紹介だったようです。
紹介はお客さんがあなたを自発的に
見つけて問い合わせをしたのとは
性質が違いますから、
このようなすれ違いが起こる
可能性は高まります。
なのでなおさら気にすることは
ないでしょう。