先日、ある方のビジネスの
成功のお祝いで、
新宿のビルの50階にある
お店に行ってきました。
新宿の夜景を見下ろすことが
できる、とても綺麗で、雰囲気
の良いお店です。
さて、そのお祝いの個室の席には、
5人の参加者がいたのですが、
2時間ほど会話を楽しみ、
私はビール5杯目に差し
掛かったあたりで、
30代くらいの女性の
店員さんが、やってきました。
ラストオーダーを取るために
やってきたのかなと思い、
店員さんが発する言葉を
待っていました。
すると、、、
確かにラストオーダー
だったのですが、
初めて聞いたユニークな
ラストオーダーでした。
あなたは、どんなラスト
オーダーだと思いますか?
普通のお店では
普通のお店だと、まず
第1段階として、
「お食事のラストオーダーに
なりますが、追加のご注文は
ありませんか?」
というのがあって、
その30分後くらいに、
第2段階として、
「ドリンクのラストオーダーに
なりますが、・・・」
という2段階が一般的ですよね。
今回のお店でもこの仕組みだと
思ったのですが、そうでは
ありませんでした。
このお店は3段階だったのです。
2つだけのラストオーダー
2段階目と3段階目は、
「お食事ラストオーダー」と
「ドリンクラストオーダー」
だったのですが、
その前の第1段階として、
とても面白いラストオーダーが
ありました。
それは、、、
「焼きおにぎりとカレーうどんのみ」
のラストオーダーだったのです。
店員さんの言葉は、
「焼きおにぎりとカレーうどん
のみラストオーダーになりますが、
ご注文はいかがですか?」
でした。
私は、思わず、
「なんで、その2つだけ?」
と考えてしまったのですが、
お店の方から、特に説明は
ありませんでした。
でも、その場のいい感じに
酔っぱらった雰囲気の中で、
何となく5人の全体の合意に
なって、両方注文をしてしまいました。
なぜ注文してしまったのか?
釜飯などを出すお店で、
「時間がかかるので、早めに
ラストオーダーになります」
というのはよくあると思いますが、
特別時間がかかるわけでもなさそうな、
「焼きおにぎりとカレーうどん」
だけが早めにラストオーダーと
いうのは、初めての経験でした。
そのお店がどういう意図で
やっているかはわかりませんが、
こういった仕組みにすると、
ある理由から、おにぎりと
カレーうどんの注文に
つなげやすくなります。
その理由は、すでにお分かりの通り、
「限定性があるから」
です。
「今注文しないと、もう食べられなくなる」
という期間の限定性をうまく使って
いるのです。
限定商品はやっぱり気になってしましますよね。
私は日頃からこういう仕事をしているので、
「限定商品には惑わされないようにしよう」
と強く思っているつもりですが、
それでも、やっぱり限定商品には
惹かれてしまいます。
先日も長野県の松本に行っていましたが、
そこのワイナリーで売っていた、
「ワイナリー限定品」
には思わず惹かれて購入してしまいました。
これは、場所の限定性ですね。
このように、限定性があると、、、
「この機会を逃すと、もう買えなくなるかも」
と考えてしまうため、購入しやすく
なるのです。
FPビジネスでの限定性の活用法
この心理はFPビジネスでも
様々な場面で、活かすことが
できます。
そして、簡単に使うことが
できて、効果は絶大です。
●●名限定(人数の限定)
●月●日まで(期間の限定)
●●在住の人限定(場所の限定)
などのように、決めるだけなので。
特に見込客にコンサルや顧問、
ライフプランなどのサービスを
提案する時は
この限定性は入れることを、
強くおススメしています。
それをするだけで、多くのFPは、
目の前に来た見込客がサービスに
申し込む確率を上げられるからです。
あなたが幸せにしたい人を幸せに
FPサービスはまだまだ社会全体
としては、一般的ではありません。
そのため、見込客は、あなたが
提案したサービスにお金を払う
ことは不安なことがほとんどです。
判断ができない見込客もたくさんいます。
良いサービスだろうなと思っていても、
判断がしきれないと申込になりません。
それはとてももったいないことですよね。
でも、あなたはご存知の通り、FP
サービスは、ほとんどの人に対して、
価値を提供することができます。
「申込みをしなかったら損」
であることがほとんどです。
なので、限定性も上手く使いながら、
見込客の背中を押してあげてください。
そして、あなたが幸せにしたい
と思う、1人でも多くの見込客を
幸せにしてあげてください。
あなたのコンサルはとても価値が
あるものなのですから、自信を
持って提案して大丈夫です。
世の中には色んなサービスがありますが、
FPのサービスほど価値があるものを
ほとんど見かけませんから。