今月、JRの大改正が行なわれましたね。
なんといっても目玉は、
北陸新幹線の開業でしょう。
今まではなじみのなかった
石川や富山ですが、、、
ぐっと身近になった気がします。
食べ物がおいしそうなイメージなので、
いつか行ってみたいと思います。
(石川、富山の人がいれば
情報を教えて下さいね!)
それと、上野東京ラインも開業しました。
僕は実家が茨城なので、常磐線という
東京から千葉・茨城の方に向かう
電車を使っているのですが、、、
これが上野止まりだったのが、
東京・品川まで直通で
いけるようになりました。
これは便利なので、
個人的にはとても嬉しいです。
電車の文字広告
さて、そんなこともあり、
さっそく東京駅に行きの特急
電車に試しに乗ってみました。
車両は変わらないんであんまり
変化は感じなかったですが。。
しかし、その車両の中でちょっと
ちょっと目にとまるものがありました。
それは、電車の中で流れる文字広告です。
車両の一番前の上の方にある、
ニュースや天気の文字を流している
アレに出てくる広告ですね。
ああいうのって、大体ふわっと
した広告が流れていますよね。
例えば・・・
○○社のエアコンは、CO2を30%
カットする新技術を採用。
クリーンなエネルギー社会を実現します。
みたいな感じで、なんとなく
当たり障りのないものが多いです。
しかし、その時に目にしたのは、
なんとなく見過ごす感じではなく、
興味をそそられるものでした。
市が出している広告
それはどこの広告かというと、
市の住み替えを促す広告です。
常陸太田市という市が
出していたのですが、、、
普通、市が出す広告ってそれこそ
当たり障りのないイメージですよね。
『○○市は緑に溢れ、子育てに適した
自然と、育児に適した環境が整っています』
みたいなイメージかと思います。
でも、その常陸太田市の広告は違いました。
・・・
常陸太田市は、新婚さんに
月2万円の家賃をプレゼント
・・・
常陸太田市で家を
建てると20万円をプレゼント
・・・
常陸太田市は、乳児
おむつ代を2万円プレゼント
・・・
常陸太田市は、3人目の保育料が無料
・・・
こんな文字が左から右に
次々と流れて行きます。
・・・金ばっかりじゃねーかっ!
って感じなのですが、
これって、素晴らしい広告だと思います。
利用者の目線
なぜかというと、この文字広告は、
『自分(市)が発したいメッセージ』
ではなく、
『住む人のメリット』
をしっかりと伝えているからです。
そして、具体性があります。
『○○市は、素晴らしいまちです!』
なんてことを言われるより、
お金がもらえることの方が
よっぽどインパクトがありますよね。
そして、実際に子育て世代というのは
お金の事情にとても敏感です。
特に結婚して子どもが生まれた
ばかりの女性は、こういった
情報に敏感に反応しますよね。
そういった意味で、市がこのような
広告を出していることに電車に
乗りながら感動していました。
市が電車広告を出すこと自体が
珍しいのに、マーケット目線の
メッセージが作れているのはすごいことです。
相手が聞きたいことを言う
さて、市でもこんなことが
できているのですから、、、
FPもしっかりとお客さんのことを
考えたメッセージを発しなければ
いけませんよね。
これは、機会があれば何度でも
何度でもお伝えしたいのですが、
お客さんを集める為には・・・
『自分の言いたいこと』
ではなく、
『相手が聞きたいこと』
を伝えるべきだということを
忘れてはいけません。
見る人にとって魅力的な
ことを語る必要があるのです。
そうしないと、一生懸命
メッセージを発信していても、
『自分の言いたいこと』
を言っていたら無視されてしまいます。
(あなたは昨日、数えきれないほど広告を
目にしたと思いますが、その中で印象に
残っているものはありますか?
恐らく、ないですよね?
そうだとしたら、あなたの作った
メッセージもわずかな注意しか
向けられていないということです。)
これは、マーケティングの鉄則です。
忘れないようにしましょう!