結構前のことですが、引越しをしてから洗濯機を買いました。
洗濯機というのは、今はどれも同じような性能ですよね。
なので、新しい洗濯機を選ぶ時も、
「安くて良さそうなやつがあればいいや」
と考えていました。
しかし・・・
今使っている洗濯機は、その基準とは全く違うポイントで選んだものです。
そして、その性能に非常に満足しています。
本当に、買ってよかった!と思っていますし、、、
これから洗濯機を買う人には本当にお勧めしたいほど満足しています。
なぜ、ただの洗濯機にこれほど満足しているかというと・・・
他の洗濯機にはない機能
その洗濯機には、他にはない機能があったからです。
その機能とは、
『洗濯から脱水まで10分で完結する』
という機能です。
これ、すごくないですか?
特に、夏場にテニスやスポーツをして汗をかいた時、汗でびっしょりになった服をそのままほったからしにはできないですよね。
そんな時、10分でパパっと少しだけ洗濯ができるのは非常に便利です。
しかも、別で乾燥機も買ったので乾燥をしようと思ったらすぐできてしまいます。
一度使ったらこれはなかなか手放せないですね・・・
非常に優秀なマーケティング
この洗濯機は、ツインバードという会社が販売をしています。
金物で有名な新潟の燕市にある会社みたいですね。
他の商品も見てみましたが、機能を絞った低価格な家電を作っているようです。
それにしても、ここの洗濯機はマーケティング的に見ても非常に優秀だと思います。
洗濯機というのは、どの商品も大体似たようなものですよね。
洗濯物がきれいになるという宣伝をしている洗濯機は多くありますが・・・
僕は個人的に明確な違いはわからないのであまり気にしていません。
そうなってくると、もう価格くらいしか見る所はないので、
「なるべく安いやつがいいな・・・」
という思考になってしまっていました。
独自のウリが存在している
しかし・・・
『洗濯から乾燥まで10分で完結する』
という特徴に見事に魅了されて買ったわけです。
これは、マーケティングでいうUSPがある商品ですね。
USPとは、『Unique Selling Proposition』の略で、簡単に言うと『独自のウリ』です。
洗濯機というジャンルの中では、USPを作るのは難しいでしょう。
しかし、その洗濯機には見事なUSPがありました。
これは、マーケティングとして素晴らしいものだと思います。
USPが明確ではないFPになってはいけない
USPを作ることは、マーケティングをする上で強力な武器になります。
FPというのは、何でもできてしまう職業ですよね。
だからこそ、
「あれもできます、これもできます」
ということになりがちです。
ともすると、
「何でもできるのが私のウリです!」
ということになってしまいかねません。
これでは、見込み客に魅力を感じてもらうことはできません。
一度接点ができた後に何でもできるのがわかるとそれは強みになりますが・・・
まだ接点ができていない人を引きつけるには明確なウリが必要です。
USPという武器を作り出す方法
では、どのように独自のウリであるUSPを考えていくのか?
ということですが、見込み客が
「それができたら嬉しいよね!」
と思うものを作るというのが1つの方法になります。
僕は洗濯機を買う時に、潜在的に
「少ない量の洗濯物をパパっと洗濯できたら嬉しいな」
と考えていた訳です。
そこに、洗濯から乾燥まで10分で完結する洗濯機という選択肢が飛び込んできたら、非常に魅力的に感じますよね。
なので、まずは見込み客がどんなことを望んでいるのかを考えてみる。
そして、その願望が実現することを明確に伝える。
それをやれば、まだ見ぬ顧客を惹き付けることができるはずです。
見込み客の願望を実現できる部分を探す
その為には、自分の見込み客のことを知ることが大事ですね。
どんな不安や問題を持っているのか?
資産状況がどうなったら嬉しいのか?
どんな状態を実現できたらストレスがなくなるのか?
こういったことを考えて、
『自分が実現してあげられること』
と合致している部分がないかを考える。
その部分があれば、それが顧客を惹き付けるUSPになる可能性があります。
それが見つかれば、あなたの集客力は一気に上がります。
これは考えてみる価値のある話なので、ぜひ時間をとって考えてみてくださいね。