先日日経新聞を見ていたら、ウェルビーイングの記事が目にとまりました。
ウェルビーイングは、身体的・精神的・社会的に満たされているかどうかを満たす指標。
大企業はウェルビーイングに注目をしており、確かに社員が満たされていれば売り上げや経営効率は格段に上がりますよね。
そして、いわゆる幸福度を測る指標としてウェルビーイング診断というのが企業の中で流行っているようです。
社員の平均数値が高くなることを目指すチームもあるようで、一昔前と完全に働き方は変わってきているように思います。
個人的にはFPとこの幸福度の指標というのは、非常に関連性が高いような気がしてビジネスに落とし込むこともきっとできそうと感じています。
そこで自分自身でウェルビーイング幸福度診断をやってみました。
果たして、自分はどんな結果なのだろうかと思ったからです。
幸福度が数値化できる時代
ネットで検索したら、well-being Circle というサイトに辿り着き、これの無料診断をやってみることにしました。
約70の設問に順番に答えていくだけで、個人情報の入力は特に必要はありませんでした。
結果は、一般平均が63.0ポイントに対して、77.2ポイントでした。
今の仕事での苦労や困難などはあるものの、総じてやりがいの方が高かったので、まあ予想通りという結果です。
客観的に数値で見ると、こういう結果になったのは今の環境は改めて恵まれているし、感謝の気持ちでいっぱいになり、ちょっとした満足感がありました。
私の中で数値を上げていたのは、主に仕事の分野で「実績」「強み力」「社会的地位」による指標が高いという結果が出ていました。
特に強みを明確に持って仕事ができているのは、やっぱり幸せであり、その結果実績を積めたり、社会的に評価される機会もあるのかなと思うとやっぱり嬉しくなります。
一方でこれらにより幸せを強く感じていることが分かったので、より一層のバージョンアップなくして幸せは継続せずとも読み取れます。
嬉しい反面、緊張感というか、瞬間最大的な幸せよりも継続できてこそ真の幸せと言えるよね...など診断をやってみれ色々と気づきがありました。
現在欠如している部分も分かる
私の中で幸せ度が低い項目は、「信頼関係のある地域」という項目でした。
これはいわゆる地域社会への参加、近所づきあいの充実というところでしょう。
今現在の私は全くそれがないのが事実です。
近所づきあいは全くないし、地域への関りもありません。
ここを強化することで、診断上の点数は上がるようです。
次いで低かったのが「信頼関係のある家庭」でした。
確かに仕事を優先するがあまり正直家庭はおろそかになっているのも事実で、診断ではっきり言われている、その通りだと分かるものです。
幸せの総得点を上げるというよりも、高いところを低いところへ振るような感覚で調整をしていけば、バランスが取れていくのかもね...等やっているといろいろな気づきがあります。
毎日1時間程度は家族と会話をしましょうとあり、確かにそんなに家族とは話をしていないので、ウェルビーイング診断はなかなかいいところも悪いところも、いい線を突いているように思います。
あなたもぜひやってみてください。
あなたには幸せになれる余地がある
幸福度が低いとショックだと思うのですが、この診断サービスにはすてきなくだりがありました。
それは幸福度が低いことは悪いことではなく、幸せになれる余地がまだまだあるということです。
自分にとって幸福度が低い分野が明確になれば、そこを意識して取り組んでいくことで幸福度を上げるのは簡単ということです。
企業として導入する場合も、従業員の低いポイントを重点的に完全を取り組むという意図があるのでしょう。
私は性格上、他者との関りよりも自分でどんどん突き進んでいく方が好きなので、そういう結果になったと思うのですが、直感的にこのやり方は年齢を重ねるほど詰むということをなんとなく自覚しています。
そういうことがはっきり分かれば、今のうちから無理なくできることをやっていってみようとなりますよね。
FPの家計改善に通じるところがあり、幸せ診断はとても面白いです。
例えば、資産運用のコンサルティングなども、将来的に資産が貯まった後に何をしたいか?という前提のもと幸せ診断と併用すると、面白い話ができるかもしれないと思ったり、どうもFPにとって活用の余地が多いように思います。
あなたも面白そうだと思ったら、まずは自身でやってみてください。
新しい気づきがきっとあるはずですよ。