40%時短したのに濃密になる方法

昆知宏

忙しい。
忙しい。
とにかく忙しい。

この状態になると、
読んで字の通り、
心を亡くしてしまいます。

2月、3月、4月は、
例のごとく私もこの状態に
なってしまっていました。

本来嬉しいはずの問い合わせが
来ると心がグッと締められる感覚。

私はどんな顧客とも必ず2回は、
面談するので、

90分×2をスケジュールの
どこに落とし込もうか・・・

17:00の保育園お迎えがあるし、
今年は子ども絶対最優先なので、

もう無理―!!
みたいな感じになっていました。

そして、ふと考えます。

もしかして別な方法も
あるんじゃないのか?って。

顧客になるか分からない人に、

毎回180分拘束は絶対に必要なのかと。

FPは士業の世界なので、
自身がプレイヤーとして、
活躍されている方がほとんどだと思います。

ということはつまり、
自分の時間の使い方を熟慮する
価値があるということです。

こんな当たり前のこと・・・

あなたはきっと、
とっくに考えていましたよね(汗)

考えてなかったのは、
きっと私だけなんじゃないかと
思い始めます。

10組の面談に必要な時間

私の場合は、
90分×2=180分ですので、
10人面談すると、

1,800分(30時間)となります。
面談は主に土日なのでタイトです。

でもこれが今まで何の疑問も
思わずにやってきたことです。

しかしここであるアイデアが
浮かびます。

もしかしてセミナー形式で、
うまくやれるんじゃないか!?
ということです。

そこで90分×2回のセミナーに
最後に90分の個別面談を考えました。

セミナーの上限は10組にします。

このとき私の実働時間は、

90分のセミナー×2回=180分

個別面談90分×10組=900分

合計1,080分。

あれ?

1,800分よりかなり減った。

1対1の2セットだと、

出動機会20回の面談が必要。

10対1のセミナー2セット
その後個人面談だと、

出動機会は12回。

単なる効率化ではない

セミナー形式にするメリットは、

今まで私は契約前の顧客とは、
2回しか接触しなかったのですが、

すべての人と3回接触できること
にあると思います。

しかもセミナーでは、
社会的信用力のある媒体に

“冠”になってもらい集客も
条件を絞り委任しようと思うので

※冠とは主催者

※条件を絞るとは住宅FPである
私の場合は例えば、既に住宅を
契約している人はダメ等

権威性も抜群に高くなり、
先生的ポジションが取れるようになります。

ポジショニングも鮮明になり、
12回の拘束時間でありながら、
10組とリーチできます。

通常の20回→12回と40%も、
時間を効率的に使いながら、

いつもより1回多い3回接触
できることはかなり大きいのではないか?

という読みです。

さて、うまくいくかな?

あくまでも机上論。

しかし私にはこれが空論となる
ような感じはしません。

なぜかというと、

1回のセミナーではなく、
2回連続セミナーをすることで
関係性が大きく向上しますし、

特典として最後の個別面談が
約束されていれば、
1対X(10)から、最後に1対1へと
より近い領域で接触することもできます。

遠い存在→近い存在へといく過程は
親近感を増長する効果もあります。

このときスペシャル感をより
多く出すには、

遠い存在と近い存在の距離が
大きければ大きいほど、
いいわけです。

近づくのは簡単ですから
遠い存在の演出が大事ということです。

これに関しては、

権威性がスパイスとなるので、
自分自身をどう見せるかを

主催者と綿密な打ち合わせを
する価値があります。

同時に主催者自体のブランドを
お借りすることも可能です。

ブランディングで落差をつけて、
3回の面談で最後に急接近し、

セミナーの内容をしっかり作り、
もっと相談したいと思ってもらえる

ロジックを組み立てれば
結果が出るというイメージが
湧きました。

さてさて、どうでしょうか。

時間を見つめなおした時に、
思い浮かんだ

“時短なのに多く接触できるアイデア”。

まずはとりあえずやってみて、
また結果報告いたします。

PS

今回の最大のポイントは、

セミナーを2回セットに
することです。

通常セミナーは1回きりですが、

もしあなたが1回だけでは
思うように結果が出せない
ということであれば、

2回セットの企画を立ててみると
良いかもしれません。

その場合は、1回目のセミナーを
充実させ2回目も聞きたいと

思ってもらえるコンテンツ
作りが必要となります。

続きはCMのあとで、
みたいな要素が大事ですね。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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