年間200万円の広告費、どこに使うか?

執筆者:昆 知宏
    

2年前に集客が思うようにいかず私はSEO対策・コンテンツマーケティングに予算を全振りしました。

200万円を超える金額を投下したのですが、結果を振り返ると微妙でした。
集客は増えず、ほぼ横ばい。

現状維持できただけでも意味はあったのかもしれませんが、「効いた」という実感はあまりありませんでした。

※SEOとは、Googleなどで検索したときに自分のブログやホームページが上位に表示されるように工夫することをいいます。広告と違ってクリックごとに費用はかかりませんが、成果が出るまでに時間がかかるのが特徴です。

そのときに感じたのは毎月15万円をGoogle広告にベタ打ちしていた方が、短期的な集客という意味では効果があったのではないかということです。

広告は「即効性」と「蓄積」で分ける

広告には大きく2種類あります。
ひとつはGoogle広告のような即効性のあるもの。
もうひとつはSEOやブログのように蓄積されるものです。

SEOは当たれば強いですが、時間がかかりますし、結果が読みにくい。
一方で広告はお金を入れれば一定の流入は確保できる。

このバランスをどう取るかが重要で、特に開業当初はのんびりSEO対策をして構えていてもお客さんが来ません。
だから、即効性があるものを繰り返しながら、ホームページを育てていくという両輪を意識する必要があります。

紙媒体は「信用」を取りにいく

毎月15万円あれば、フリーペーパーであれば大きすぎない枠で月2回ほど掲載を継続することもできます。
例えば、表・表紙1面の右上角の枠にずっと出すという方法です。

枠は小さくてもフリーペーパーを手に取った人には、ページをめくらなくても目に入るところになります。
ここへの1年継続枠の出稿を一度考えたことがありました。
(実行には至らず)

紙媒体は即効性は弱いですが、「信頼」を積み上げる効果があります。
特に住宅やお金の相談は、何度も接触して初めて問い合わせにつながるケースが多いです。
したがって、やるなら単発ではなく決まった枠を買うか、コラム連載の枠を買うなどがおすすめです。

また、ニッチな媒体への出稿も面白い選択肢です。
例えば行政が発行している媒体。一般の人はあまり見ていなくても、職員は目にしている可能性があります。

ただしここは仮説で動くのではなく、実際の対象の顧客にヒアリングして検証してからのほうが精度は上がります。
職員も全く読んでいないのであれば、この発想は大きく空振りすることになるからです。

結局は王道が一番強い

お金をかけて露出を取る。
Googleで地域の中で、一番先頭にFPとして名が出る戦略は非常に効果が高いと思いますが、競合が資金力のある企業が多いためクリック単価はインフレしています。

でも、毎月15万予算をかけられるなら悪くない選択肢です。
半分をGoogle、半分をフリーペーパーという方法は開業初期には有効でしょう。

ただし、最もお金をかけずに効果を出したいのであれば、やはり情報発信に尽きます。

SNSでもブログでもいいのですが、大事なのは継続です。
個人的にはSNS単体よりも、ブログへの導線として使うほうが機能しやすいと感じています。

もしくはSNSはやらず、SEOを意識したブログに集中するのも一つの選択です。

結局何かしらの形で自社のWEBへ誘導しても、そこがしょぼいと離脱されてしまいます。
お金をかけて広告してきてもらったのに、すでに帰られてしまうパターンは絶対に避ける必要があります。
だから、自社のコンテンツはあなたの言葉で、対象顧客にささるコンテンツをしっかりと発信する必要があります。

10年経っても、この王道は変わりません。
むしろ今後は、良質なコンテンツほどAIに拾われる時代になっていきます。

だからこそ、目先の広告と並行して、コツコツ積み上げる人が次の10年も残る。
そんな感触を私は持っています。

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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