『ブログを書くのが嫌です・・・』

石塚駿平

世に溢れるコンサルタントの中には、
こんなことを言う人がいます。

『今の時代、情報を自分から
発信することが大事です。

だから、ブログを毎日
書き続けて下さい。

そうすれば、あなたのことを
知ってくれる人が増えて、
だんだんと問い合わせが増えます!』

確かに、これは間違っている
訳ではありません。

もちろん勘違いして大して
意味のない日常の記録を
付けている場合は論外ですが・・・

この方法で成功する人もいます。

しかし、この考え方を信奉して
これだけを押し付けるというやり方は
明らかに間違っていると思います。

単一の戦略に固執する危険性

この考えが僕にとって
どのように感じるのか?

ということについて、
ちょっと説明をさせて下さい。

わかりやすくする為に、
個人的にはあまり好きではない
ですが戦争の例を使いましょう。

戦国武将を想像してみて下さい。

とある武将は騎馬戦術が得意で、
騎馬で突撃をすることで数々の
戦で勝利を収めてきました。

その結果、その武将は騎馬で
突撃することが戦に勝つ為の最良の
戦略だと信じるようになります。

そして、周りの武将にも
その騎馬戦略を教えて、

『この方法を使えば
絶対に戦に勝てるぞ!』

と教えていたとしましょう。

でも、、、

この方法で全部の戦に
勝てる気はしないですよね。

勝利を収めるときもあれば、
惨敗する時もあるでしょう。

個人的には、

『ブログを書き続けろ!』

と言っている人はこの武将の
ような印象を受けます。

2つの原因

1つの戦略にこだわって
それだけを教える人というのは、

・自分がその方法で成功したから
他の人もその方法で成功すると思っている

・他のことがわからないからその
方法しか教えることができない

このような特徴があります。

その方法が自分にとってピッタリ
当てはまる場合は効果がありますが、、、

そうでない場合は、あまり成果が
上がらない可能性があります。

思うに、これには2つの原因があります。

自分自身の問題

1つは、その戦略を実行する
人自身の問題です。

ブログを書き続ける為には、
ある程度スラスラ文章を書く
能力が必要になってきます。

それができる人はいいですが、

『リアルに人にあって話を
するのが得意だけど、パソコンで
文章を書くのが苦手なタイプ』

の人には苦痛になってしまうでしょう。

『ブログを書けって言われたんですけど、
実はブログを書くのが嫌なんです!』

という人を見たとこがありますが、
それならもっと自分に合った戦略を
見つけるべきだと思います。

なので、自分が楽に実行できる戦略、
つまり・・・

『自分の強みを活かした戦略』

を採用した方が、成果が
上がる可能性は高くなります。

相手の問題

次の問題は、マーケットの問題です。

ブログを書き続けていたとしても、
自分がターゲットとしている人がその
ブログを見なければ意味がありません。

例えば、土地のオーナーを
ターゲットにしている場合は、
オンラインよりもオフラインの
戦略を使った方が有効でしょう。

つまり、”誰を相手にするのか"
によって有効な戦略というのは
変わってくるのです。

“これが一番いい方法だ"

という絶対的なものは存在しません。

相手のことを理解して、
その人たちに合わせた戦略を
採用していく必要があります。

最適な戦略は何か?

"敵を知り、己を知れば、百戦危うからず"

という言葉がありますが、
これがまさに僕が言いたいことです。

自分と相手のことを理解した上で
どんな方法を使うのかを決めるべきなのです。

1つの戦略に固執するべきではありません。

ブログを書き続けるのが嫌なら、
他の方法を探した方がいいでしょう。

1つの戦略のみを教えている
コンサルタントは多くいますが、
それだけを信じるのは間違っています。

間違った方法にはまらない為にも、
ぜひこの考えを覚えておいて下さいね。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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