大変だったauの通信障害

先週、KDDIの通信障害が話題になりましたよね。

私の携帯はauのpovo1.0。

週末から月曜日の昼過ぎまで完全に携帯はアウトでした。

データ通信は日曜日の午後にようやく復旧したものの、通話はダメ。

私はお客さんとは電話連絡はしませんが、LINEもダメ。

しかし銀行や住宅会社の人にちょっと確認を...というときに、電話が使えない。

月曜日になって銀行や保険会社に連絡をしようにもダメ。

通信インフラが遮断されると、ここまで困るものか。

身をもって体験したのは、いい経験になりました。

バックアップの重要性

仕事で使う方はバックアップ回線の必要性を考えるきっかけにもなったようです。

こういうトラブルはある日突然来るもの。

パソコンが壊れてデータが開けなくなったというのもよくあるトラブルですよね。

こういったケースに備えて、データはクラウド上に。

もしくは最低週1でバックアップを取るといった対応も意外とやっている人は多くありません。

私も定期的にバックアップはとっているものの、クラウド化はまだしていません。

やろうやろうと思っていることは、さっさとやらないと後で大変なことになることを思い知らされます。

そういったことへの支出は現代においては当然必要経費。

今回auユーザーの方は、携帯を2台持ちすることも視野に入れる方が結構増えたようです。

格安SIMで親の通信会社が被らないものを複数持っておけば、月1,000円程度で不測の事態に対応できます。

主であるものが遮断されるリスク

こういうことは日々の家計にも言えます。

仕事からの収入が遮断された時。

これに対してのは生命保険で備えることができます。

計画停電にあったとき。

これに対しては太陽光発電が自宅にあれば対応できる。

災害にあって持ち家が被害を受けて住めなくなる。

これに対しては火災保険で対応できる。

私はこれから家を買おうと思っている人を相手に仕事をしています。

なので、想定されるリスクに対して自分である程度備えることができる。

提案することもできる。

FPのテキストでいうリスクマネジメント。

損失の回避や軽減ですね。

経験したことは人に話せる

保険をかける以外にも代替え手段やバックアップを考える。

今回私がauの通信障害から、考えたこと。

きっと私がDoCoMoユーザーであれば他人事で何にも考えなかったのは間違いありません。

しかしこうやって身をもって経験したことは、話題にできるし説得力も増します。

これは全てに共通していて、住宅FPは自分で家を建てたことがあるかないかで全然説得力が違う。

資産運用FPも自分が資産運用を実際にガチでしているかで全然説得力が違う。

誰だって失敗したくないし、トラブルにもあいたくない。

それを回避するための提案や相談には価値があります。

損失回避や軽減。

ここにフォーカスして提案をしてみると、話に花が咲き、何らかの仕事に発展する可能性が増える。

これは間違いありません。

あなたはお客さんの損失回避や損失軽減にどういう関わり方をしていきますか?

昆知宏
新潟の住宅会社に営業として勤めた後、『特定の会社に属さずに、客観的な立場から住宅購入をサポートできるFPになりたい』という想いの元独立。住宅購入を専門とするFPとして、新潟でこれから家を買う方への相談を行っている。コンサルティングフィーは土地建物価格の1%と高額ながら、多くの顧客に支持されている。

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