プライベートなことで恐縮ですが、先日妻と結婚して10年が経ちました。
諸先輩方のアドバイスを参考に10年目のお祝いは盛大に・・・
ということは前々から思っていて
結婚した時はお金がなくて買ってあげられなかった指輪をようやく贈ることができました。
いわゆる、スイート10です。
10年前からコツコツ個人的に貯めてきたお金で購入したのですが、
10年間の心のつかえがようやく取れた想いです。
もちろん妻は喜んでくれて、個人的に人生で一番有意義なお金の使い方だっと思います。
お金は貯めるだけではなく、
使い方についてもFPとして考えさせた非常に有意義な機会となりました。
指輪を贈るのと同時に、感謝の手紙も書いたのですが、
今までの夫婦生活の10年間を思い出すとやはり思い出される大きなライフイベントは、
住宅購入と出産でした。
FPという仕事は人生の重要な節目に大きく携われるとてもやりがいのある仕事だというのを
身をもって実感したわけです。
FPの影響力は大きい
昔のことを思い出しているうちに、7年前の住宅購入をしたときのことを思い出しました。
まだこの時はFPの仕事をしてなくお金の知識が特にない普通の人でした。
そのため住宅会社が主催するマネーセミナーに参加したりして
結果的に提携するFPに資金相談をお願いすることになりました。
なんせ知識がなかったものですからFPの人が教えてくれることはすべてためになって
自分が知りもしなかった情報に当時は感銘を受けたものです。
こんな方法があるんだ!
こんなお金の貯め方があるんだ!
という気持ちになったことを思い出しました。
何回も無料で相談に乗ってくれてなんていい人なんだろうと一消費者として思っていたのです。
FPの先生が言うことは、すべて合理的だと本当に信じていたのです。
当時、私が受けた提案
当時私が受けた提案は、住宅ローンをフラット35にして団体信用生命保険を外して、
自分でローン相当分の保険に加入することでした。
今も変わらず王道的な方法です。
私もこの手の提案を最安な収入保障とセットで提案することがしばしばあります。
しかし当時私を担当してくれたFPはちょっと手法が違いました。
死亡保険を掛けるのは収入保障ではなく変額保険でした。
数千万円の死亡保障を兼ねる貯蓄型保険はご存知の通り、
なかなかの月払いになります。
提案書には月々50,000円となっていました。
「住宅ローンの保険を貯金で用意することができて無駄がない!」
という感じだったかと思います。
「しかも7%運用でいけば老後は莫大な資産ですよ!」
二つ返事で
「すごいですねそれ!申し込みます!」
と若かりし頃・・・。
この保険は数年後に解約しました。
どんなときでも、あなたは先生である
先ほどの提案についてどうこうではなく何も知らないお客さんの前にあなたがFPとして座った時、
あなたは先生なのです。
怖いのは、
信頼関係が出来上がっているとどんな提案でも通ってしまうということです。
「お金の専門家のあなたがいうならそうします。」
そう、昔の私です。
となるとFPというものは、売りたい商品が明確な場合、
マーケティング次第ではなんとでもできてしまうのです。
FPの話す言葉は、
お客さんにとってすべてためになる話でそのまま従ってしまう人が過半数。
この重みを自らの経験を振り返り思い出しました。
私たちは、
FPになった始めのきっかけを忘れることなく一緒に真っ当に行っていきましょう。