FPとして実績が少ないと、
「自分の話に説得力を持たせる
新聞にも掲載され、テレビにも出て、
マネー雑誌を開けば毎回登場する
人であれば、そんな心配はないでしょう。
でも、実績がなくて
「どこの誰だかわからない」
状態だったら、なかなか自分の
主張に説得力を持たせるのは難しいです。
そんな中、絶大な効力を発揮するのは
『お客様の声』
に代表される、第三者立場からの声です。
これは、信頼性アップに絶大な
効果をもたらします。
でも・・・
「まだお客さんも多くないから
お客様の声もそんなに多くないんです・・・」
という場合もあるでしょう。
なので、今回はそんなスタート前の
状態でも活用できる方法をお伝えしたいと思います。
これは、スタートアップだけではなく、
いつの時点でも使える方法なので、
ぜひ読み進めて下さいね。
権威性のある証拠を探す
それはどんな方法かというと、
『自分の主張をサポートする証拠を探す』
というものです。
そして、その証拠はなるべく
権威性の高いものにします。
・新聞
・著名人の教え
・格言、名言
・論文
・テレビ
・公式文書
・研究結果
・歴史的な出来事
・実験データ
こういったもので、
自分の主張をサポートする
ものを見つけていくのです。
そうすれば、不思議なことに
あなたの主張に信頼性が出てきます。
例えば、
「長期分散投資の効果は
広く認められているので、
今から積立投資を始めましょう!」
というより、
「ノーベル経済学賞を受賞した
〇〇が発表した論文によると、
このような理論が証明されてます。
つまり、長期分散投資の効果は
データとして裏付けがあるということです。
今から積立投資を始めましょう!」
と言った方が信頼性が出ますよね。
これは簡易な例なので、実際にやる時は
もっと長文になると思いますが、、
これだけでも、文章の持っている
説得力が変わるのがわかるでしょう。
虎の威を借る狐作戦
これは名付けて、
『虎の威を借る狐作戦』
ですね。
自分の発言に力がないうちは、
信頼性が既に確立されているものを
使っちゃおう!ということです。
このパワーは強力で、
テレビCMや広告にもこういった
証拠がよく使われています。
「調査機関のデータによると」
「大学との共同研究で」
「テレビでも放送された」
みたいな言葉は、
日常生活でよく目にしますよね。
なぜなら、それには人を信用
させる効果があるからです。
人為的に作られる証拠
ちょっと脇道にそれますが、
こういった証拠はしばしば
人為的に作られていたりします。
健康・医療系のものは特に多い気がしますね。
「高齢者に睡眠薬を売りたいから
よく寝た方が寿命が長いという
論文があったらいいな」
「血圧が下がる健康食品を
売りたいから、都合の良い
研究データを作りたい」
「新聞に記事が出たら信頼性が
上がるから、なんとかして記事を出そう」
このような意図の結果、
世の中に出回っている論文や
データはたくさんあると思います。
※先日、ヤフーニュースで
こんな記事を見つけました。
↓
http://www.wasedachronicle.org/articles/buying-articles/1/
僕も大学の時に卒業論文を
書いてみてわかりましたが、
“ある特定の結果を出したいという
意図をもって実験データを取る"
ということをすれば、
都合の良い論文を書くことは
そこまで難しいことではありません。
正しい信念を持って活用しよう!
本筋からそれてしまいましたが・・・
つまり、権威性の高い証拠は
それだけ強いパワーを
持っているということです。
もちろん、これを悪用してはいけません。
でも、お客さんをより良い方向に
導いてあげるという正しい信念があれば、
これを活用しない手はありません。
そうすれば、自分の主張にしっかりと
お客さんが耳を傾けてくれます。
耳を傾けてくれれば、あなたが
持っている価値を受け取って
くれる人が増えるでしょう。
その方が、あなたもあなたの
お客さんもハッピーですよね。
幸いなことに、FPの分野では
・新聞
・著名人の教え
・格言、名言
・論文
・テレビ
・公式文書
・研究結果
・歴史的な出来事
・実験データ
このようなものを見つけるのは
そこまで難しくはありません。
アンテナを張っていれば、
すぐに見つけることができるはずです。
『虎の威を借る狐作戦』
名前は悪いですが、非常に
実践的なのでぜひ使ってみて下さいね。