教えられる側を卒業しよう

石塚駿平

FP業界には、たくさんの
セミナーや勉強会がありますよね。

FP協会の継続研修や、
独立FP向けのセミナー。

スタディグループだったり、
有志FPの集まり、交流会。

また、FP業界の外に目を向けても、
ビジネス系のセミナーや各種
交流会はたくさん存在しています。

きっと、あなたもいくつか
参加した経験があるでしょう。

他の業界と比べると、
FP業界の方はこういった
集まりに参加する割合は高いと思います。

そして、こういった状況の中で
僕が最近気づいたことがあります。

それは何かというと、 

"なかなか上手くいかないFPと、
バリバリ活躍しているFPの姿勢の違い”

です。

この姿勢の違いは、

『FPとして成功するか、
失敗するかどうかの分かれ道』

になる可能性があるものなので、
シェアしていきたいと思います。

”どっち側"にいるのか?

なかなか上手くいかない
FPの典型的な姿勢は、

『常に教えられる側でいる』
『常に参加者側でいる』

という姿勢です。

その一方で、活躍しているFPは

『教える側に立つ』
『主催者側に回る』

という姿勢を持っています。

中には、組合や協会の
理事になっている人もいますね。

僕がセミナーの講師を依頼したり、

“この人は活躍しているし、
これからも伸びそうだな"

と思う人というのは、
大体このような姿勢を持っています。

中には成り行きでこういった
立場になっている人もいますが、
ほとんどの場合、狙ってこういった
ポジションを獲得している気がしますね。

『教える側に立つ』
『主催者側に回る』

ということができるようになると、
メリットがたくさんあります。

今から、そのメリットに
ついて一緒に見ていきましょう。

交流会の主催者になれば・・・

もしあなたが交流会の主催者に
なれば、その交流会の参加者から
大きな信頼を獲得することができます。

主催者ってだけで、
なんだか信頼できますからね。

交流会の参加者が自分の
見込み客であれば、これは
超大きなアドバンテージです。

主催者の立場を活用すれば、
何をやるのも自由ですよね。

自分でセミナーをやったり、
何かの資料を配ったり、
メールで案内をしたりなど、、、

アプローチの方法は無限にあります。

参加者の立場とは違い、制限がありません。

そして、影響力も大きいです。

戦略的にこういった交流会を
運営をすることができれば、
FPの可能性が広がりそうですよね。

勉強会の主催者になれば・・・

勉強会の主催者になれば、

『その勉強会の参加者が何か
困ったら自分の所に相談に来てくれる』

という状態を作り出すことができます。

例えば、相続の勉強会を主催していれば、
その会の参加者が

「これはちょっと自分の手に負えないな・・・」

と思ったら、勉強会の主催者に
情報が行く形になりますよね。

これは、集客の経路になり得ます。

主催者になれば、こういった可能性も広がります。

研修の講師になれば・・・

これも勉強会と似ていますが、
例えば保険代理店に住宅ローンの
研修を行うとしましょう。

そして、その研修を受けた人が
住宅ローンの相談で困ったことがあれば、
講師に案件を持っていく可能性があります。

こうすれば、研修を受けた人は
問題を解決できますし、講師側は
お客さんを獲得することができます。

また、こういった研修は横展開ができます。

つまり、同じことを別の会社に行って、
同じ仕組みを作ることが可能です。

さらに、講師報酬を得ることもできますね。

この仕組みを複数走らせれば、
これも集客経路として機能させることができます。

”向こう側”に行ってみては?

こういったことをやれと言われたら、

「自分はまだ・・・」

と言って二の足を踏んでしまう人も多いでしょう。

もちろん、知識や経験は必要になるので、
最初は教えられる側でも問題ありません。

でも、

『ずっと教えられる側でいる』
『ずっと参加者側でいる』

という意識ではなく、

『自分が教える側に立つ』
『自分が主催者側になる』

という意識を持ち続けるべきだと僕は思います。

それに、”いつか”ではなく
“できる限り早く”という意識を
持てるとなおさら良いです。

もしあなたがまだ

『教えられる側』
『参加者側』

にいるのなら、いかに自分が
“向こう側”に行けるかを考えてみて下さい。

そっちの方がずっと面白いですよ。

石塚 駿平
株式会社FPライズ代表。独立FPに専門特化したコンサルティング、セミナー開催などを行っている。現在は依頼のほとんどを断っているが、相談料5万円の住宅相談をネットから月10名集客、開業コンサルティングを行なったFPが独立後15日で100万円以上の売上げを達成など、多くの成果を上げている。

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